GatewayはライバルにあたるeMachinesを買収し、PCゲーム分野での失地挽回や、自社ブランドを冠した家電機器の小売チャネル拡大を目指す計画を進めている。
Gatewayは、未公開企業であるeMachinesを、3000万ドルの現金および5000万株の自社株で買収する。買収後の同社のPC事業は、米国メーカーのなかではHP、Dellに続いて第3位となり、全世界でも8番めの規模となる。なお、この買収は規制当局の承認を得た後、6〜8週間で完了すると見られている。
GatewayではPCの出荷台数が減少しており、eMachinesの買収には、これに歯止めをかける狙いがある。同社は、2003年第4四半期に52万6000台しかPCを販売しておらず、前期比で6%減、また前年同期比では27%の減少となった。一方、eMachinesは成長を続けている。同社は製品の品揃えを拡充してきており、現在ではノートPCや、Advanced Micro Devices(AMD)製の最新64ビットプロセッサを搭載したPCも販売している。これに対し、Gatewayでは、過去数年間はIntelチップを積んだPCしか取り扱ってこなかった。
この買収で、Gatewayはまた米国内の家電製品の小売市場で、さらに有利な立場に立つことにもなる。同社では、eMachinesが小売各社との間に築いた関係を利用し、Gatewayブランドの家電製品を、自社の運営する店舗以外にも流通させる計画だ。
これに加えて、GatewayはeMachinesの商慣習も採り入れる。同社は、公官庁や教育市場向けの低価格PCを製造するためのテクニックを、eMachinesから得られるだろうと述べている。
なお、Gatewayでは、eMachines製品を小売店舗だけで販売し、一方GatewayブランドのPCは、引き続き通信販売と自社店舗のみで扱うとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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