低価格パソコンメーカーの米eMachinesが、ノートパソコンM5305を米国時間5月6日に発表した。2001年後半に役員の1人が同社を買収して以降、初めてのノートパソコンのリリースとなる。1300ドル未満の価格帯を狙う。
M5305は、米AMDのAthlon XP-M 2200+プロセッサを採用し、15.4インチのワイドスクリーンを搭載する。従来、ワイドスクリーンを搭載したノートパソコンは1500〜2000ドルだった。スクリーン解像度は1280×800ピクセル。512MBのメモリ、40GBのHDD、CD-RW/DVDコンボドライブを搭載する。外寸は1.36×14×10インチ(約3.5×35.6×25.4cm)、重量は6.5ポンド(約3kg)。
eMachinesはこれまで、ニッチ市場を狙った1000ドル以下のデスクトップパソコンを手がけてきたが、M5305で、最も競争の激しい米国ノートパソコン市場に進出する。同市場には、米Hewlett-Packard(HP)、ソニー、東芝などが控えているほか、幅広い意味では米Dell Computerもライバルだ。ただし、eMachinesの幹部は「1000ドル未満まで踏み込むつもりはない」と述べている。
eMachinesは過去にも、999ドルのノートパソコン、eSlateを発売したが、「売れ行きはかんばしくなく、機能も十分とはいえなかった」(eMachines)。
eMachinesは引き続き製品ラインを拡充する。現在は、今年末以降の発売に向けて、15インチのフラットパネルディスプレイをバンドルした製品に取り組んでいるという。また、第2四半期末には16インチスクリーンのデスクノートをリリースする。
eMachinesのGary Elsasserは「低価格で元のとれるパソコンを開発できるのは、当社しかいない」と強気の姿勢をみせている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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