米ゲートウェイ、企業向けにサーバやストレージも

 家電製品ブランドとしての方向転換を表明している米Gatewayだが、ニューヨークで開催中の技術見本市CeBit Americaで、引き続き法人向けのハードウェア製品にも力を入れる姿勢を明らかにした。

 Gatewayは今年中に15カテゴリーにわたる50製品を発表すると断言しており、その大半はビジネス用途向けという。今後数カ月でPDA、新型ラックマウントサーバ、NAS(Network Attached Storage)製品シリーズをリリースする計画だ。

 Gatewayの今後の商品戦略で最も注目を集めるのは、おそらくPDAだろう。PDAは7月中旬〜下旬に出荷を開始する予定。3.5インチのディスプレイ、動作周波数400MHzの米Intel製XScaleプロセッサを搭載し、ワイヤレスネットワーキングやデータ保存用にデュアルスロット(Compact Flash/Secure Digital)を装備している。

 Gatewayのモバイル・プロダクト・グループのバイスプレジデント、Mike Stinsonによると、GatewayのPDAは、OSにPocket PC 2003を採用し、300〜350ドルの価格帯となる。Gatewayは同製品をビジネスと家庭の両方に対応する製品として売り出す考えだ。

 StintonはGatewayがPDA市場に参入する理由について、「(理由は)色々あるが、最も大きかったのは、顧客からの要望が相次いだことだ」と述べている。「このPDAは、Gatewayにとって、ハンドヘルド/モバイル分野で初めての製品となる」(Stinton)

 PDAのほかに、「今夏中に、4個のプロセッサを搭載したラックマウント型サーバと、ストレージシステムの最初の製品を市場に投入する」(Gateway幹部)という。ラックマウント型サーバでは、IntelのXeon MPプロセッサを搭載する。「占有スペースなどの問題から、ラックマウント型サーバに対する要望が多く、その需要はパソコンの処理能力が上がるにつれて増えている」(Gatewayのシステム/ネットワーキング・プロダクト・グループのジェネラルマネージャー、Scott Weinbrandt)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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