大塚商会、基幹系と情報系の業務改善ソリューションを統合し販売強化

 大塚商会(大塚裕司社長)は1月27日、中堅中小企業の業務プロセス改善に役立つ情報系ソリューション「eValue(イーバリュー)シリーズ」の中核3製品と、同社基幹系ソリューション「SMILEシリーズ」(SMILEαAD/SMILEie)を連携したトータルソリューションを2月20日から提供開始すると発表した。販売目標は年間1500本。

 同社では、大塚商会ブランドの製品のみで構築する親和性に優れた基幹系と情報系のトータルソリューションを提供することで、基幹系と情報系の連携による業務プロセスの改善を図っていく考え。

 「eValueシリーズ」は、ポータルを中心とした掲示板やスケジューラなどのグループウェアやドキュメント管理、ワークフローなど情報系を代表する各分野をマイクロソフトのアーキテクチャ「.NET Framework」でシームレスに連携した情報系ソリューション群。今回、各製品のバージョンアップを行うことで、データベースを「Microsoft SQL Server 2000」に統一し、既存システムとの融合や、「SMILEシリーズ」との連携を実現した。

 さらに、SMILEデータを「eValueシリーズ」上で表示するパーツを開発。利用者の立場に応じて、業務データのなかから必要な情報のみをピンポイントで抽出し、再利用・加工することが可能となった。加えて各製品の機能強化によって、情報系ソリューションを介して業務データの水平展開も可能となり、迅速な顧客対応や意思決定を推進することで、企業競争力の向上を図ることができる。

 具体的には、

  1. 経営者層:ポータルに全社の業績や売れ筋商品一覧など、経営の羅針盤となる情報を表示
  2. 営業部門:ポータルに在庫割れ商品一覧や担当顧客の購買履歴など、営業活動に必要な情報を表示
  3. 業務部門:ポータルに日次業務の起動メニューのみを集めた業務部門専用メニューを作成

 ――などを実現する。

 また、ソリューションの性質に合わせた運用規模ごとの拡販モデルを設定。スモールオフィスや部署単位など、あるいは各地に支店をもつ企業全体など、ユーザーの運用環境に応じて最適な製品モデルが選択できる。とくに、情報系ソリューションが適用しにくいといわれていた小規模環境向けにも拡販モデルを設定し、少ないクライアント数での既存データベースの活用を可能にした。

大塚商会

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