2003年12月の民生用電子機器出荷、2853億円は2カ月振りのプラス、通年は2年連続プラス

ニューズフロント2004年01月26日 15時09分
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 電子情報技術産業協会(JEITA)は1月26日、2003年12月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は2853億円で、前年同月に比べ9.4%増。2カ月振りに前年同月比でプラス成長となった。また通年の出荷金額は前年比4.2%増の2兆1069億円で、2年連続の増加だった。

 出荷金額を分野別にみると、映像機器が前年同月比12.4%増の1972億円で、6カ月連続の増加。なかでも、液晶カラーテレビ、プラズマディスプレイパネル(PDP)、DVDが好調に推移したという。2003年通年は前年比5.6%増で4年連続の増加。

 音声機器の12月の出荷金額は前年同月比5.6%減の375億円。「MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引する商品の不在が原因」(JEITA)。依然として状況は厳しく、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。2003年通年でも前年比12.5%減と、4年連続の減少。

 カーAVC機器はカーナビゲーションが好調で全体を牽引し、前年同月比10.8%増の506億円。これでプラス成長は16カ月連続。2003年通年では前年比10.0%増の5772億円で5年連続の増加。

 主要製品の出荷台数と動向は以下の通り。

 映像機器のうちカラーテレビ全体では前年同月比4.4%減の117万3000台。そのうちPDP(同26.4%増、4万1000台)と液晶カラーテレビ(同84.4%増、24万2000台)といずれも前年を上回る実績となったが、構成比で約8割を占めるCRTカラーテレビの減少が大きく、全体では13カ月連続の前年割れとなった。台数ベースの構成比は、CRTが75.9%、液晶が20.6%、PDPが3.5%。CRTカラーテレビのなかでは、標準(4:3)型が同15.8%減、ワイドテレビが23.8%減、ハイビジョンテレビが8.4%減の6万1000台。

 BSデジタル関連機器の発売当初からの累計出荷台数は、12月末でBSデジタルテレビ(CRT)が130万1000台、BSデジタルチューナーが88万1000台で、計218万2000台となった。これにBSデジタルチューナー付きのPDP(39万0000台)と液晶テレビ(23万4000台)を加えると、累計普及台数は280万6000台となる。

 地上デジタル放送については、12月における地上デジタルテレビの出荷台数が16万9000台で、12月末までの累計出荷台数は48万0000台となった。カラーテレビ全体に占める地上デジタルテレビの割合は、12月までの累計では4.9%、12月単月では12.5%。

 DVDビデオは同58.3%増の106万9000台で、数値を公表し始めた1999年1月以来プラス成長が続いている。「VTRからの買い替え需要でDVD/VTR一体型が引き続き好調であることに加え、ハードディスク搭載型DVD録画再生機の需要も依然好調。2003年通年では500万台を超えた」(JEITA)。DVD録画再生機は、ゲーム機能の付いた製品出荷の影響もあり同240.2%増の56万5000台を出荷し、DVDビデオの構成比の5割を超えたという。アナログビデオデッキ(VTR)は同38.8%減の35万5000台。2003年通年では295万2000台で、1982年以来初の300万台割れとなった。

 ビデオ一体型カメラは同4.1%減の12万5000台で、2カ月連続のマイナス。デジタルビデオカメラの構成比は99.1%。ただし2003年通年では167万6000台で、1990年の186万1000台に次いで2番目に多い出荷台数となった。

 ステレオセットは、MD付きが同5.3%増で2カ月振りに前年同月を上回った。ステレオセット全体は同5.7%増の43万7000台となり、2カ月連続の前年同月比プラス。

 カーAVC機器では、カーCDプレーヤが同1.1%減、カーMDが同20.7%減、カーステレオが同18.8%減、カーラジオが同14.6%減、カーカラーテレビが同2.1%減(9万4000台)と軒並み減少。カーナビゲーションは同33.0%増(26万0000台)で1999年11月以降プラス成長が続いている上、2003年通年では過去最高の291万5000台(前年比31.1%増)を記録した。

電子情報技術産業協会

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