電子情報技術産業協会(JEITA)は1月28日に、2002年10〜12月期における国内民生用電子機器出荷実績を発表した。民生用電子機器の12月の出荷金額は、前年同月比7.2%増の2609億円となり、6カ月連続してプラスとなった。10〜12月期でも前年同月比5.8%増と好調である。
しかし、2002年通年の出荷金額は22兆222億円で前年横這い並みにとどまった。これは1〜3月期の低迷が響いたため。
10〜12月期の出荷台数を製品分野別にみると、液晶カラーテレビが前年同期比70.3%増の31万4000台となり、過去最高の出荷台数を記録した。PDPは8万1000台で同99%増。CRTカラーテレビは255万1000台で前年同期比8.8%減。
VTRは同30.1%減の136万7000台となった。VTRは低調が続いており、減少幅は期を追うごとに拡大している。その一方でDVDビデオは前年同期比84.5%増の136万1000台となり、VTRのレベルにまで達している。「VTRからの買い換え需要で、DVD/VTR一体型の大きく伸びていること、そしてHDD搭載型録再機の需要が急拡大していることが全体の伸びに大きく寄与した」(JEITA)
なお10〜12月期におけるHDD搭載型DVD録再機の、DVDビデオ全体に占める割合は20%。金額ベースでは50%を超えている。
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