米モトローラ、米WOZから無線技術のライセンス取得へ

 米Motorolaのブロードバンドコミュニケーション部門は8日(米国時間)、米Wheels of Zeus(WOZ)が開発した無線技術を、今後自社の製品に取り入れる計画であると発表した。WOZは、米Apple Computerの共同創始者であるSteve Wozniakが設立したベンチャー企業。

 Motorolaのブロードバンド部門は、Wheels of Zeusとの間で同社の「WOZ Platform」に関するライセンス契約を結び、新しいネットワーク家電製品の開発に役立てると述べた。WOZの技術は、無線システムのリファレンスデザインや無線ネットワーク、それらに関連するサービスを含んでいる。この技術は、多様な無線機器の土台となる、位置情報、ステータス、制御および通信などの機能を提供するもの。

 Motorolaのブロードバンド部門では、デジタルエンターテイメントや電話機の機能、ワイヤレスホームネットワーキング関連の製品を専門に扱っている。

 WOZの最終的な目標は、いわゆる無線認識(RFID)タグとそのレシーバをコントロールする無線技術のフレームワークを構築することである。WOZNet Networkと名付けられたこの技術は、コードレス電話と同じ900MHz周波数帯を使い、GPS技術を利用して、家庭や企業向けのワイヤレス機器を追跡・制御するというものだ。

 WOZのウェブサイトでは、船便のコンテナの現在地を特定したり、家庭でペットの動きを監視したりという、同社技術が応用できそうな全ての用途がリストアップされている。同社は、ライセンス供与先のメーカーから、今年前半にはこの技術を利用した製品が出されることを期待していると語った。

 WOZの技術に関するライセンスを取得すると発表したのは、Motorolaが初めてとなる。同社は、具体的にどんな機器を開発するのかは明らかにしなかったものの、同社幹部は、最初に登場してくる製品群について、家庭用ネットワークを対象としたものになるだろうと示唆している。

 WOZのマーケティング責任者であるGina Clarkは、Motorolaとの契約は、WOZの技術を市場へもたらすための重要なステップになると語った。

 「今回の契約は、戦略的な意味で重要な節目だ。我々は、会社設立当初から良きパートナーを探してきた。Motorolaは、無線通信に関する技術力や幅広い販売力を持つなどの点から、最も有力な候補と考えていた」(Clark)

 Wheels of Zeus(WOZ)という社名は、Steve Wozniakのニックネームから来ている。コンピュータの神といわれるWozniakは、10年近く業界から離れ、教育や慈善活動に専念した後、2002年にWOZを設立した。

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