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米HPは強大化?それとも肥大化?--今後の成長に対する懸念も

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 旧Compaq Computerとの「結婚生活」がようやく落ち着きを見せてきている米Hewlett-Packard(HP)だが、アナリストのなかには、今後の成長に向けて、どんな企業になりたいのかをはっきりさせる必要があるという者もいる。

 旧Compaq Computerを合併した同社は、かなりのコスト削減を行い、すべての事業部門を黒字に戻したが、アナリストは合併後のHPが、米IBMや米Dellと競争するうえで有利な位置にいるかどうか、まだはっきりしていないと述べている。

 「我々の第一の懸念は、HPがCompaqを獲得する以前の状態、つまりコンピュータ事業に対する長期展望は最高とは言えないが、素晴らしいプリンタビジネスを持つ会社に戻るのではないかということだ」と、米Bear StearnsアナリストのAndy Neffは、先週発表したリサーチノートのなかで述べている。「我々はHPが一貫した成長を示すことができることを確信したいと思っているが、しかし懸念が残る」。

 HP幹部は、米国時間9日にニューヨークで開催される証券アナリストとの会議で、これらの疑問に対する答えを示したいと思っている。同社は、各事業部門のトップを総動員して、PCビジネス、サービス事業やサーバ・ストレージのようなハイエンドコンピュータ装置部門での実績について発表を行わせるようだ。

 アナリストらは、HPには懸念は残るものの、5つの事業部門すべてが黒字で前期を終えたばかりなので、会社自体はかなり楽観的に会議に臨むだろうとみている。7月にHPが予想を下回ったとき、最高経営責任者(CEO)のCarly Fiorinaは控えめだったが、予想をはるかに上回る実績を示した11月には、HPが本領を発揮してきたと自信満々に語った。

 これに加え、2002年に合併したCompaqとHPをまとめるという大仕事も、すでに峠を越えたという安堵感が漂っている。

 「周囲が予想していたような、合併による大きな問題は起こらなかった」とCross Research証券アナリストのShannon Crossは述べている。

 HPは、金融業界に対して、同社が合併によって前よりも強い企業になり、IT支出が改善されていけば、事業を成長させる能力があるということを証明しようとするだろう。

 「大変な仕事はすでにやり遂げた。我々は、2つの企業を統合し、練りにねった(製品)ポートフォリオをまとめあげた。いまWall Streetは、我々が第4四半期の勢いを持ち続けることができるかどうかを、見守っているところだ」と、HP広報担当者Brian Humphriesは述べた。

今後の障害

 しかし、同社の命運がかなり改善されたと、誰もが確信しているわけではない。プリンタビジネス以外では、HPはリーダー的存在とは言えず、他社に追従する傾向があると、Neffは述べた。

 「ワークステーション市場に参入したのはSunがいたからだ。PC事業に参入したのはIBMがいたからだ。直販を始めたが、それはDellのようになりたかったからだ。Compaqを買収したのもIBMのようになりたかったからだ」と同氏は説明した。

 NeffはHPがデジタル音楽プレーヤー市場のような家電部門に参入する計画があると示唆した。これも、Dell、米Gatewayや米Appleのようなライバルに追従する同社の姿勢を示すものだ。「しかし、企業が他の企業のようになりたい場合、多くの場合は、期待以下に終わってしまう。一般的に先に参入したほうがゲームのルールを決めてしまうからだ」と、Neffは述べた。

 Crossは、HPが同社の異なる事業部門をどのようにまとめていくかについてはっきり示していないと述べた。「この時点で、HPの各事業部門が本当に連携しているのか、統合がどこまで進んでいるのかさっぱりわからない」(Cross)

 ほかに会議で取り上げられそうな話題は、最近の経営陣の流出に関するものだ。何名かの幹部はほかの仕事に移ったり、退職したり、また前Compaq最高財務責任者(CFO) のJeff Clarkeのようにはっきりしない理由で会社を離れている。

 人事問題以外に、アナリストは企業の運営に関する他の問題を挙げている。たとえば、前期の予想を上回る実績が、なぜ業績全体を押し上げることができなかったか、その理由を知りたいと思っているようだ。

 Neffは先週発表したリサーチノートで、プリンタ市場におけるHPの長期の利益に対し、Dellがもたらす影響についても疑問を投げかけている。同氏は、PC事業で大きな利益をあげることの難しさも指摘した。

 HPは、コンピュータ部門で、より持続的な利益をあげることをすでに確約している。先月、最高財務責任者(CFO)のBob Waymanは、同社の計画ではPC部門とハイエンドのコンピュータ事業の両方が、現行会計年度の各四半期で黒字を出すことになっていると述べた。同氏はHPの利益を1株あたり1.42ドルと予想した、アナリストの来年の展望についても満足していると述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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