日立ソフト、Jakarta Struts対応Javaアプリ開発フレームワークを発売

 日立ソフトウェアエンジニアリングは11月26日、Java対応アプリケーション開発フレームワーク、Assam anyWarpの新バージョン、V3.0の販売を始めたと発表した。新バージョンでは、従来の独自フレームワークによるウェブアプリケーション開発プロセスの手法に加え、オープンソースのフレームワークであるJakarta Strutsへの対応を行った。

 Assam anyWarpについて、同社は「Javaによるシステム開発を設計工程から支援することで、開発効率だけでなくメンテナンス性の良いシステム開発を目指すフレームワーク」と説明する。ただし「こうしたフレームワークは、理解するスキルを持つ技術者の確保が欠かせない」(同社)。さらに「従来のフレームワーク製品はベンダー独自のアーキテクチャを採用しているため、技術者の確保や教育にコストがかかる」(同社)という問題もある。

 新バージョンでは、業界標準となりつつあるStrutsフレームワークに対応することで、こうした問題の解決を図った。Strutsフレームワーク上でAssam anyWarpのツールや開発手法を利用できるので、「開発プロセスの画一化や、保守性および生産性の向上が可能となる」(同社)。

 Strutsフレームワークをベースにしたシステム開発をサポートするにあたり、Assam anyWarpR V3.0には以下の機能を追加した。

  • 画面遷移図から、Strutsフレームワーク用設定ファイルを生成
  • 画面遷移図から、Strutsフレームワーク上で動作するJavaコンポーネントのソースコードの一部を自動生成
  • 画面詳細定義書から、画面作成コンポーネントの部品を生成

 Assam anyWarp V3.0の価格は以下の通り

  • Assam anyWarp V3.0開発ライセンス:50ライセンス付きが300万円
  • 開発用追加ライセンス:1ライセンス当たり6万円
  • Assam anyWarp V3.0実行ライセンス:1CPU当たり30万円
  • 保守サービス:各ライセンス標準価格の16%
  • Strutsフレームワークのサポートサービス:個別見積

日立ソフトウェアエンジニアリングのプレスリリース

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