米シーベル、ユーティリティ型オンラインサービス「CRM OnDemand」を売り込む

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 ラスベガス発--今年のComdexトレードショーが、エンタープライズコンピューティングに重点を置いていることを反映し、米Siebel Systems最高経営責任者(CEO)のTom Siebelは、米国時間18日に行ったプレゼンテーションのなかで、同社のサーバーソフトウェアとオンラインサービスを大いに売り込んだ。

 Siebelは、企業が技術サポートのやりとり、セールスリードの分析や顧客の購入履歴管理のような作業で使う、CRM(顧客関係管理)ソフトウェアを扱っている。こうしたソフトは、一般的に企業内のサーバで稼働しているが、同氏は1時間にも及ぶデモンストレーションのなかで、米IBMと提携して販売する「CRM OnDemand」というオンラインのサービスも宣伝した。

 Siebelの話では、同社は来年、数百万ドルを投じて大々的な広告キャンペーンを打つなど、CRM OnDemandサービスを積極的に売り込んでいくという。

 企業は、1ユーザーあたり月70ドルを支払うことで、SiebelのCRM OnDemandサービスをインターネット上から利用できる。このサービスは、Salesforce.comのようなライバル企業が提供するサービスと競合する。

 Siebelのサービスは、ユーティリティコンピューティングに対する業界の関心を反映している。ユーティリティコンピューティングでは、顧客企業は必要と思われるハードウェアやソフトを前もってインストールする代わりに、必要な計算処理能力に対してだけ利用料金を支払うというものだ。

 また、同氏はプレゼンテーションのなかで、コンピュータによる処理作業とデータを結びつけることを可能にするwebサービスを、企業は受け入れなければならないとも述べた。Webサービスのコンセプトは、ここ数十年のあいだにコンピューター業界に吹き荒れ、企業がその採用を迫られた、いくつかの大きな変化の波のうちでも、もっとも新しいものだ、と同氏は述べた。

 「次の大きな変化は、Webサービスを利用することだ」(Siebel)

 このような変化に対応するために、同社は、自社のソフトウェアがMicrosoftの.NetおよびJ2EE(Java 2 Enterprise Edition)というWebサービスの2つの有力な基盤上で確実に動作するように、いくつかの開発契約を結んだ。J2EEは米Sun Microsystemsが開発したものだが、今では多くのメーカーが支持している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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