NECは、Linuxを搭載したIAサーバー「Express5800シリーズ」を企業の基幹システムのプラットフォームとして適用拡大を図るため、大規模システム向け「Red Hat Enterprise Linux 3」のプリインストール出荷、および「MIRACLE LINUX V2.1」をプリインストールした低価格モデル「Express5800/110Ga MIRACLE LINUX V2.1プリインストールモデル」の製品化など、品揃え強化を行い、13日から販売開始した。
あわせて、サポート強化の一環として、Linuxを搭載した「Express 5800シリーズ」の稼動状況や障害情報などを、遠隔地の管理パソコンから容易に監視可能とするサーバー管理ソフトウェア「ESMPRO/ServerAgent(Linux版)」をインターネット経由で無償ダウンロードを開始する。
また、Linuxに関する販売パートナーからの技術問い合わせを受付ける専用窓口「Linux on Express5800ホットライン」を開設した。同窓口では、「Express5800シリーズ」でLinuxを導入検討する際の各種問い合わせ、OSや同社製運用管理ソフトのインストール、およびサーバーに実装するオプションボードのセットアップなど、導入時に発生するさまざまな技術的内容に対し、販売パートナーからの問い合わせに対応する。
同社では、「Express5800シリーズ」におけるLinux対応を大幅に強化することで、大規模から中堅・中小、SOHOまでのあらゆる規模の企業において、Linuxを活用したコストパフォーマンスと信頼性に優れた基幹システムの構築を行っていく。
価格は、「Red Hat Enterprise Linux 3 ES」が17万8000円。「Red Hat Enterprise Linux 3 AS」が27万8000円。ともに出荷時期は12月末。また、「Express5800/110Ga MIRACLE LINUX V2.1プリインストールモデル」が12万9800円で、12月1日に出荷開始する。
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