米アップル、はやくもPantherのアップデータをリリース

 米Apple Computerは10日(米国時間)、Mac OS X の最新版「Panther」のアップデータをリリースした。同OSで、これまでに指摘されていた問題がいくつかが修正されている。

 Appleは、Macのソフトウェアアップデート機能経由で、Mac OS X 10.3.1のリリースを開始した。また、まもなく同社ウェブサイトからも入手できるようになる見込み。同社の話では、この新たなバージョンでは、印刷、暗号化、FireWire 800接続の外付けHDDに関連する同OSの問題などが修正されているという。Appleではすでに、PantherといくつかのFireWire 800外付けHDDとの間で問題が発生し、データを消失する場合があることを認めていた。

 「10.3.1のアップデータでは、FileVault、印刷、WebDav、FireWire 800外付けHDDなどのアプリケーション、サービス、技術に関して、機能性が向上し、信頼性が改善している。このアップデータにはまた、最新のセキュリティ更新も含まれている」(同社の説明文)

 FileValutという暗号化機能は、ユーザーのホームディレクトリにあるコンテンツを保護するよう設計されたものだが、これについてはユーザーのなかから、たとえばパスワードのようなデータが失われることがあるとの苦情が出ていた。先週Appleでは、この問題に気付いており、調査を進めるとの声明を発表していた。

 FireWireの問題に関して、Appleではこれまで通り、Oxford 922チップセットを積み、バージョン1.02のファームウェアを使っているFireWire 800接続のハードディスクでは、Pantherで使用する前にドライバーソフトを更新するように進めている。

 同社では、PantherでFireWire 400接続のハードディスクを使うユーザーに対しては、特に説明は行っていない。ただし、Macファンの運営するサイトには、いくつかの問題に関する報告が掲載されている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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