米インテル、携帯電話用Wi-Fiチップメーカーを買収

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 米Intelは、ワイヤレス関連のノウハウ拡大を目指し、携帯電話用Wi-Fiチップの専門ベンダーを買収した。

 同社は米国時間7日、米Mobilianを買収したと発表した。但し、買収額については明らかにしていない。同社の広報担当、Dan Franciscoによると、Mobilianは802.11bやBluetoothを搭載した無線携帯端末用チップセットを設計するベンダーだという。

 社員70人というこの会社は、Intelに買収された多数の通信関連会社の1つ。1999年初頭から、Intelは110億ドル以上を投入して35社以上の企業を買収してきている。これらの買収から取得した技術の一部は製品に反映されているものの、Intelでは買収した企業の多くをスピンオフもしくは解散させている。

 2つの技術を1つのチップセットにまとめたMobilianの技術により、コンシューマーが自分のデバイスでワイヤレス接続をするときの柔軟性が高まる。Wi-FiはBluetoothよりも電波の到達距離が長く、無線でのインターネット接続のデファクトスタンダードとなっている。

 対照的に、Bluetoothは短距離接続に適しており、消費電力も少ない。同標準はプリンタ、携帯電話、コンピュータなどでのファイル交換用として、ヨーロッパや日本の一部で人気が高まっている。Bluetooth対応のデバイスは、これに対応する携帯電話を使って電話ネットワークにも接続できる。

 したがって、Mobilian対応のPDA(個人情報端末)とBluetooth 2.5G携帯電話を所有している消費者は、Wi-Fiのホットスポットが全くなくてもインターネットに接続することができる。同様に、Mobilian対応の携帯電話なら、比較的容易にPCとのリンクを確立できる。

 Intelでは既に、802.11bとBluetoothが相互に干渉することなく同一デバイス上で共存できるようにする技術も考案している。

 また、これよりさらに洗練された無線複合技術も浮上している。Intelは、デバイスに携帯電話とWi-Fiの機能を組み込む手法についても検討している。同社では将来的に、これらの無線機能をマイクロプロセッサに組み込むことを計画しており、このためのRadio Free Intelと呼ぶ取り組みを進めている。  

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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