9月の半導体売上、全世界で急伸

 Semiconductor Industry Association(SIA)が2日(米国時間)にリリースしたレポートによると、9月の全世界での半導体売上は6.5%増加し、前月の136億ドルから144億ドルとなり、1990年以来最大の伸びを示したという。

 この結果は、過去2年間にわたって伸び悩んできた半導体業界で、現在進んでいる上昇傾向を浮き彫りにしている。SIAによると、携帯電話、家電、その他の製品への需要が、とりわけアジア市場で著しく、半導体メーカー各社はこれに合わせ、フラッシュメモリやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)の出荷量を増加させたという。チップの販売は、過去7カ月間続けて増加してきている。

 SIAによると、第3四半期の半導体の総売上は433億ドルになり、昨年の同四半期から17.5%、2003年の第2四半期から13.7%の増加となったという。

 SIAが調査を続けている4地域のうち3地域で、半導体の売上が2桁上昇したことが、第3四半期の売上増加を牽引している。アジア太平洋地域では19%、ヨーロッパでは12%、日本では11%売上が増加している。一方、南北アメリカでは9%の増加だったと、SIAは述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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