米AMD、チップ販売好調で赤字大幅縮小

 米Advanced Micro Devices(AMD)は16日(米国時間)、チップ販売が急増し、第3四半期の損失が予想より大幅に縮小したと報告した。

 AMDの報告では、9月28日までの第3四半期の損失は、3100万ドル(1株当たり9セント)で、売上高は9億5400万ドルだった。昨年同期の損失は、2億5400万ドル(1株当たり74セント)で、売上高は5億800万ドルだった。

 米First Callによると、アナリストの事前の予想では、1株当たり36セントの損失で、売上高は8億5800万ドルだった。しかし、アナリストたちが共同で行った試算には、ADMのFASL LLC買収に関連するフラッシュメモリの売上高の一部が除外されていた。FASL LLCはAMDと富士通がジョイントベンチャーで立ち上げたフラッシュメモリメーカー。また、AMDが予想を上回りそうなのはわかっていたが、どの程度上回るかは不明だった。

 AMDによる劇的な業績回復は、PC市場が回復基調にあるという全体的な印象を反映している。米Intelも、チップ販売好調のおかげで予想を上回る収益を上げた。リサーチ会社の米Gartnerと米IDCも、第3四半期のPC出荷の伸びを、それぞれ14%と16%としており、どちらの数字も予想を上回るものだった。

 AMDは、収益増の要因として、パソコン向けプロセッサとフラッシュメモリチップの売上増を挙げている。AMDは現在、FASLからのフラッシュメモリ関連の売り上げと、自社の他製品の売り上げを合算して、収支報告を行っている。

  AMDの最高財務責任者(CFO)Robert Rivetは、発表の中で、「マイクロプロセッサとフラッシュメモリの事業分野で大幅な売上増を実現する一方で、コスト構造を厳しく管理した」と語った。「売上は、各主要事業分野における需要増を反映して、全体的に増加した。」(Rivet)

 AMDのComputation Products Groupは、プロセッサとチップセットを製造しているが、同グループの売上高は昨年より91%増加し、5億300万ドルだった。業績向上の要因の一部は商品ミックスの改善、つまりAMDが高価格のチップの販売数を増やしたことによる。

 AMDは、今後の見通しについて、第4四半期の収益も、プロセッサとフラッシュメモリの販売が増える季節要因に基づいて増加すると予測している。しかしA、第4四半期の売上高予測や1株当たり収益予測は16日の発表には含めていない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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