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米サン:「マイクロプロセッサの時代は終わった」

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 カリフォルニア州サンノゼ発――米Sun Microsystemsの最高技術責任者(CTO)、Greg Papadopoulosは14日(米国時間)、今日のマイクロプロセッサは、1つのチップ上に構築されたコンピュータに置き換えられ、2010年までに絶滅するだろう、と語った。

 Papadopoulosは「マイクロプロセッサの時代は終わった」と述べ、サンノゼで開催中の「Microprocessor Forum」に参加した熱狂的チップファンらを挑発しようとした。新たなチップの製造技術が開発され、またコンピュータが処理するソフトウェアのジョブも変化していくなかで、現在多数のサポートチップが処理しているほぼ全ての機能を、中央のマイクロプロセッサが徐々に引き受けるようになるだろう、とPapadopoulosは述べた。

 最終的には、コンピュータのほぼ全体が、1つのチップ上に存在するようになる--マイクロプロセッサではなく、「マイクロシステム」になる--とPapadopoulosは予言した。各マイクロシステムには3つの接続ポートがあり、それぞれメモリ、他のマイクロシステム、そしてネットワークへに繋がる、と同氏は述べた。

 Papadopoulosは、1つのチップ上に搭載される回路要素が増えるにつれて、単一のシリコン片に1つのシステムだけでなく、システムのネットワーク全体が載るようになるだろう、と予測した。同氏はこのコンセプトを、「マイクロネットワーク」と名付けている。

 同氏はまた、Sunのプロセッサに関するビジョン、「チップ・マルチスレッディング」についても説明した。これは、プロセッサが「スレッド」と呼ばれる複数のタスクを素早く切り替える技術で、あるスレッドが低速なメインメモリと通信しようとしてボトルネックが生じると、スレッドが切り替わる仕組みになっている。

Sunの将来の展望は重要だ。なぜならまず、Sunの影響力は大きく、たとえば同社のJavaソフトウェア技術や、RISCプロセッサを使用したワークステーションなどで、コンピュータ業界を新たな方向に動かした経験が1度ならずあるためだ。また、勢いが復活した米IBMや、強力なライバル米Intelからの圧力は、Sunが適切なチップ設計を開発し、他社へ顧客が流れるのを防がねばならないという厳しいプレッシャに見舞われていることを示している。

 Sunは現在財政上の問題を抱えているが、一部のアナリストらは同社について楽観的だ。「(Sunの)UltraSparcプロセッサは好調だと思う。今後もさらに好調になるだろう」と米MicroDesign Resourcesのアナリスト兼ゼネラルマネジャー、Kevin Krewellは述べている。Krewellは、Sunが掲げている「スループットコンピューティング」構想に関しても楽観的で、「これはまさに注目すべき技術だと思う」と述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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