印刷関連のアウトソーシング事業で稼ぐ米HP

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 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間8日、同社の印刷アウトソーシングサービスを利用する得意先が625社に達し、総額5億ドルを上回る契約が成立していると発表した。

 同社は今年3月に、印刷関連のサービス内容拡大を発表した際に、このサービスで企業は印刷予算を最大で30%減らすことができると説明していた。同社によれば、製薬大手のバイエル、デューク大学などと新規の契約が成立したという。総合印刷管理サービスの一環として、HPはさまざまなクライアントに代わって、3万台のプリンタの管理を引き継いだと述べている。

 「多くの企業は、自社の総合的なコンピューティング環境を管理するのと同じような慎重さで、印刷環境を管理する必要があることを認識している。コンテンツやビジネスプロセスのデジタル化が進むにつれ、顧客は印刷に関連する資産を見直すことで、経費や時間を大幅に削減できることに気がついている」と、HPのサービス部門責任者であるAnn Livermoreは、声明のなかで述べている。

 今後3年以内に、同社はこのような印刷サービスの市場規模が175億ドルに達すると予想している。

 「これは、サービス事業のうちでもっとも急速に成長する分野の1つになるだろう」と、米国時間8日に行われた記者との電話会議の中で、Livermoreは語った。

 1年以上前に、米Compaq Computerを獲得したにもかかわらず、同社はいまだに売り上げと収益の大半を、印刷やイメージング事業に頼っている。HPは、不採算部門のPC事業と企業コンピューティング事業を今期、黒字にすると約束し、またサービス事業を伸ばすために力を入れてきた。

 Livermoreは、電話会議のなかで、HPには将来的に成立する見込みが高い3億ドルに相当する事業があるとも述べた。

 同社は、さまざまな形で企業と協力し、印刷サービスを提供している。得意先のプリンタをより効率的に管理することから、ページベースで印刷サービスを販売することや、HPに印刷事業を完全に外注してもらうものまで、サービスの形態はさまざまだ。

 「さまざまな支払いやサポートオプションを用意して、得意先のイメージングや印刷ニーズに応じている」と、同社でイメージングと印刷に責任を負うVyomesh Joshiは、電話会議のなかで説明した。

 同氏はまた、HPには、コンピューティング分野と印刷分野の両方に強いという、他の競争相手にはない強みがある付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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