米Sun Microsystemsとビジネスソフトウェアメーカーの米Siebel Systemsは、マーケティングと開発に関する提携を複数年延長することを1日(米国時間)に発表すると見られている。
シリコンバレーを本拠地とするこの2つの企業は、1998年から共同で開発とマーケティングを行ってきているが、この提携をさらに強化する意向だと語った。
今回改めて確認された提携関係は、最長で5年間に及ぶものだが、顧客企業がSunとSiebelのソフトウェアを組み合わせて使うを容易にするのが目的である。
Sunの最高経営責任者(CEO)、Scott McNealyは、「顧客は、Sun OneソフトウェアとSiebelのソフトウェアを統合するために時間を割く必要がない。我々が事前に統合を行っているからだ」と声明の中で述べている。
両社の提携が更新されたことで、SiebelのeBusiness Applicationシリーズに、Sunのサーバソフトウェアの信頼性やセキュリティの機能が活かされるだろうと、Sunの幹部は述べた。
両社は、今後Siebelのアプリケーションを改良し、SunのSolaris OSやアイデンティティ管理およびポータルソフトのなかにあるクラスタリング機能を活用できるようにする。アイデンティティ管理ソフトおよびポータルソフトウェアは、Sun OneシリーズというJavaベースのサーバソフトの一部となっている。
また、Sunのポータルソフトウェアは、Siebelのポータルツールで作成・供給された情報を取り扱えるようになる。同様に、Sunのアイデンティティ管理ソフトウェアは、ネットワークにログオンしようとするユーザーを認証するものだが、これについてもSiebelや他の企業のアプリケーションと連携するようになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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