NECシステムテクノロジーと日本BEAシステムズ(日本BEA)は8月6日、異種システム間の業務フローを統合するシステム共通基盤の構築に関して提携を発表した。
両社は提携のもと、日本BEAのシステム基盤製品「BEA WebLogic Platform」の最新版「BEA WebLogic Platform 8.1J」をベースに、情報システム共通基盤の構築と、ウェブアプリケーションの共同開発を行なう。官公庁、大手エレクトロニクス、製造業などでの導入を想定する。
システム共通基盤により、ERPやCRMなどの業務アプリケーション、企業情報ポータルサイトやEコマースサイトなど、異なる複数のシステムにわたる業務フローを一本化し、新たな業務アプリケーションの開発とビジネスインテグレーションの迅速な展開が可能になる。
NECシステムテクノロジーは今回の提携に基づく事業を推進するため、30人の基盤構築技術者を専任の技術対応要員として確保する。同時に日本BEAの製品に関する認定技術者のトレーニングを行ない、年内に50人、初年度で100人の育成を目指す。両社はこの事業で、今後3年間に15億円の売上を見込んでいる。
また、NECシステムテクノロジーは、日本BEAが新設したパートナープログラム「プラットフォーム・ソリューションパートナ」の第1号となる。同プログラムでは、主要なソフトウェア開発会社やコンサルティング会社と協力し、WebLogic Platform製品群を用いたソリューションの共同開発を進める。
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