センドメールは3月11日、企業や自治体に向けた「メール・ストレージ・ソリューション」を発表した。電子メールのストレージ管理は従来、社員個人に任され、メール情報をクライアントのパソコンにダウンロードした後はサーバに残さないのが普通だった。しかし同製品は、社員が送受信するメールを添付ファイルも含めて自動的にコピーして保存する機能を提供する。
同社では、「米国では証券取引委員会が金融・証券会社の電子メールの保存を義務づけている。社員が送信するメールは企業が責任を持つ必要がある。電子メールの保存はもはや企業の責任」と説明する。
メール・ストレージ・ソリューションは、保存するメールの種類や、閲覧権限などのルールを簡単な操作により設定することが可能で、各企業のポリシーに合ったメール管理システムを容易に実現できるという。同製品は、同社の「Sendmail Switch」「Sendmail Advanced Message Server」といったメッセージング製品と、メールを複製して他のサーバに保存する機能を備えた「Message Copier」で構成する。既存のメールシステムやグループウェアと組み合わせることも可能という。価格はオープンプライスで、参考価格は約200万円から。ストレージベンダーとの協業展開も計画しているという。
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