ウェブサイトに新しくペンキを一塗りすると、大きな効果が得られることがある。2009年に見られた主要サイトのデザイン刷新は、革命というよりもむしろ進展だったが、傑出したものがいくつかあった。注目すべき5つの刷新(順不同)といくつかの選外佳作を以下に紹介する。
核となるデザインについて言えば、Twitter自体は2009年にそれほど変化しなかった。しかし、Twitterは7月末、新しいホームページを公開した。そう、ユーザーがまだログインしていないときに表示される、あのページだ。
Twitterは同サービスの説明を試みる代わりに、単純に実物を見せることにした。これには、ページの上部に大きな検索ボックスを配置することや、分単位や日単位、月単位でソートされる最新トレンドおよびキーワードを表示することが含まれる。
Facebookは、3月に何度目かのデザイン変更を行い、多くのユーザーの反感を買った。しかし、このリストでは、そのことを取り上げようというのではない。その代わりに、9月に静かに公開されたFacebookの軽量版である「Facebook Lite」を選出することにする。
Facebook LiteはFacebookの中核的な機能の多くを提供するが、目障りなものはそれほど多くない。例えば、広告が少ない。そして、かつてはFacebookの目玉機能だったアプリケーションもない。ほかにも、Facebookの画面下部にある、多くの場合わずらわしい起動バーがないことや、ページ読み込みが速いことといったうれしい特徴がある。
Facebook Liteと同じような趣向で、YouTubeも12月にFeatherを公開した。これは、簡単に言うと、YouTubeの余分な機能の多くを削ぎ落として、動画を中心に据えたものだ。ちょうど、最初に登場したころのYouTubeを使うようなものだ。
YouTubeは現在、Featherを「TestTube」ラボセクション内に置いており、これらのインターフェースをすばやく切り替えられるようにしている。ここをクリックして、2つのインターフェースを見比べてみてほしい。
FriendFeedは、最近ではそれほど重要な製品ではないのかもしれない。つまり、Facebookに買収されたことで、棚上げにされる可能性が高い。しかし、4月上旬に実施されたデザイン刷新によって、サイト全体がリアルタイムになった。つまり、ページを更新しなくても、サイト上で起きているすべてのことをライブで見ることができるようになった。FriendFeedは刷新されたデザインを3週間だけオプションのベータ版として提供し、その後、すべてのユーザーに公開した。
Google Voiceは、Googleが2007年に買収した音声サービス企業GrandCentralを全面的に改装したものだ。Google VoiceはGrandCentralが持っていた機能をすべて備えており、さらにいくつかの機能が追加されている。より重要なことは、これがほかのGoogle製品、とりわけ「Gmail」のルックアンドフィールと調和したということだ。この結果として、GrandCentralは米国時間12月31日に閉鎖されることになった。そのことについて、また2009年に恐竜と同じ道をたどったほかの15のサイトについて詳しくは、12月に公開の米CNETのフォトレポートで読むことができる。
•AOL
•「MSN」
•Friendster
•「Salon」
•「CNN」
•「Google Caffeine」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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