Diggは先週、ソフトウェアに依存せずに使えるツールバーをリリースして、ちょっとした楽しい驚きをもたらした。それは、ほかのDiggユーザーが推奨したサイトや記事にランダムにジャンプするという機能だ。サイトの運営はすべてそのサイトのコミュニティーが行っているという場合は、ブラウジングの「力」が、ユーザーのために決定を行うアルゴリズムの手に委ねられることになる。ただ、これを行うサイトはDiggが初めてではない。ウェブをランダムに巡るためのツールには、ほかにどんなものがあるだろうか。以下に筆者のお気に入りをまとめてみた。
「StumbleUpon」:StumbleUponを、単にランダムにサイトを表示するものと呼ぶのは適当ではないだろう。ランダムにサイトを移動する上で素晴らしい働きをする一方、そのリンクのほとんどは、巨大なユーザー基盤を構成する人々が精査している。こうした人々は、悪いサイトや時代遅れのサイトを探して削除している。またレコメンデーションエンジンが組み込まれており、ユーザーが、親指を上に向けた「支持」サイン、または親指を下に向けた「不支持」サインでサイトを評価した結果を基に、ユーザーの好みに合わせて、その「遭遇(stumble)」を調整してくれる。
どのサイト上にいても常駐する特別なツールバーとともにサイトを利用できることに加え、StumbleUponサイトからも同様の体験ができる。ここではソフトウェアに依存しないツールバーを提供している。さらに、任天堂「Wii」を含むさまざまなゲームコンソールからもStumbleUponにアクセスしてサイトやビデオを見ることができる。StumbleUponは「Wiiリモコン」やリビングルームのテレビセットと一緒に使えるよう、Wii向けの特別バージョンを作成した。
「Mangle」:Mangleは2002年初めにローンチされ、このリストの中でStumbleUponに次いで古くからあるサイトの1つだ。Mangleはあまり見栄えは良くないが、大きなサイト、個人ページ、画像、さらには地図まで、うまい具合にランダムにジャンプできる。これらのすべてのページには、ブックマークから、またはMangleのブラウザツールバーをインストールすることでアクセスすることができる。またツールバーには、ユーザーが入力したキーワードに合ったサイトをランダムに表示するオプションもある。ただし注意すべきは、ツールバーはここしばらくアップデートされていないので、「Firefox」の最新版では動作しないだろうという点だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス