MacBook Airからネット規制法案まで--2008年上半期の注目記事（前編）

　2008年も折り返し地点を過ぎてもう8月。7カ月弱の間にもIT業界ではさまざまな出来事があった。ここで、2008年1月から7月までの間でもっとも読まれた記事から、2008年前半を振り返ってみよう。

　前編は2008年1月から4月までの記事をおさらいする。

MacBook Airよりもインパクトがあった「火星人」

　2008年1月に最も読まれた記事、「発見！火星に人？--火星探査車『Spirit』からの衝撃画像」には、まるで「人」のような姿をした何かの写真が掲載されている。火星人かもしれない。

　2番目に読まれた記事は「グーグル退職後のリッチな人生--株長者になった元従業員たちの現在」だった。グーグルの初期に勤めていた従業員の中には、ストックオプションによって大金を手に入れ、会社を去った人たちが大勢いる。彼らに現在の仕事や生活の様子を聞いた。

　3位には「S・ジョブズ氏、Macworld基調講演で『MacBook Air』などを発表」がランクインした。新しい超薄型ノート「MacBook Air」のほか、iPhone/iPod touchの追加機能、Apple TVの値下げなども発表された。

　4位「HD DVD陣営よ、引き際を知れ--消費者のために規格戦争の早期終結を」はHD DVD陣営に向けた記事だ。筆者は、「勝負がついたら、試合を終わらせるべきだ」と説く。

開封の儀、分解--アップルのノートが人気

1月こそ火星人に敗れたMacBook Airだが、2月にはその開封レポートが公開され、見事1位となった。「来た、見た、開けた--『MacBook Air』開封の儀」では、37枚もの写真で、MacBook Airを箱から出す際の様子を紹介した。

　2番目に読まれた「クラムシェル型iBook G3を分解--革新的デザインの内部に迫る」は、懐かしいマシンの分解ものだ。1999年に登場したクラムシェルは当時、革新的デザインとして迎えられたそうだ。

　3位は「世界に広がるiPhoneブーム、『そっくりさん』が多数登場--Mobile World Congress会場から」。アップルの携帯電話「iPhone」が発表されて以降、似た端末が多数登場した。世界のタッチパネル端末を紹介する。

　4位「写真で見る、ソニエリ初のWindows端末『XPERIA X1』の姿」は、Sony Ericsson Mobile CommunicationsによるWindows Mobile搭載端末の紹介記事。端末、操作画面ともに「クール」なデザインを盛り込むことで、Windows端末に新たな付加価値を盛り込んだという。