あなたは昇進できる?--昇進できるかどうかがわかる実践的チェックリスト

文:Toni Bowers(Special to TechRepublic.com) 翻訳校正:石橋啓一郎2010年08月04日 08時30分

 これまでわたしは、業績評価の時期が来ると、長年の間1つの会社にいたというだけの理由で、昇進できると考える人を多く見てきた。しかし現実には、昇進に値する人でさえ昇進できないことが多い。実際、「Competitive Selling: Out-Plan, Out-Think and Out-Sell to Win Every Time」の著者Landy Chase氏によれば、キャリアを考える上では、昇進する「資格がある」という考え方自体がおそらくもっとも大きな間違いであり、多くの場合、物事はそのようには動かないという。Chase氏によれば、実際に問題になるのは政治だ。

 では、人事の政治ゲームを上手にプレーするには(そして勝利するには)どうしたらいいのだろうか。Chase氏によれば、以下に挙げたようなことが、誰を昇進させるかを評価する上で重要になる政治的要因だという。

  1. あなたは信頼できるか?信頼性は、従業員が持つことが望ましい資質としては忠誠心に次ぐものだ。例えば、上司に何かを頼まれたとき、必ずそれを完遂し、しかも期限までに終えているだろうか。それとも、仕事を終えるまで、何度も繰り返し催促されるだろうか。他の条件が同じなら、信頼できることを示した従業員は、他の同じ立場の従業員よりも、昇進にあたって非常に有利になる。
  2. あなたは他の人たちとうまくやっているだろうか。以前わたしのチームに、顧客からは非常に好かれており、業績もトップだが、オフィスの他の部門にとっては悪夢そのものという営業マンがいた。その人物は販売業績がよかったにも関わらず、昇進候補リストでは常に一番下にいた。
  3. あなたは問題解決ができるだろうか。今日の企業は、組織の問題と向き合ってプラスの影響を与えてくれる、リーダーシップの取れるやる気のある従業員を非常に高く評価する。逆に、消極的な態度は許されないし、それにはそれだけの理由があってのことだ。
  4. あなたはオフィスでリーダーシップを示しているだろうか。一緒に働いている人からは、頼りになる人物だと見られているだろうか。同僚は、あなたにアドバイスを求めたり、相談したりしに来るだろうか。失敗の可能性があっても、リスクを取ろうとしているだろうか。同僚に対して、公正かつ倫理的に振る舞っているだろうか。
  5. あなたの仕事場は片付いているだろうか。従業員を管理職に昇進させる際のわたしの経験則は、今その従業員の机の上にあるものを十倍したものが、新しい立場になったときの机の上の状態に近いというものだ。あなたの仕事場はどうだろうか?
  6. あなたのもっとも重要な仕事は、直属の上司を喜ばせることだということを決して忘れてはならない。なぜなら、直属の上司ほど、昇進に直接的に影響を与える人間はいないからだ。この単純だが重要なポイントを忘れている従業員があまりにも多い。そんな風になってはならない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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