より良いリーダーになるために--見直すべき3つの振る舞い

Toni Bowers (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎2012年10月29日 07時45分

 この記事では、気付かぬうちにリーダーがしてしまっているかもしれない、避けるべき3つの振る舞いについて紹介する。もし読者が管理職の道を進むつもりであれば、リーダーシップとはそれ自体がスキルであるということを知っておいてほしい。技術者として素晴らしいからといって、素晴らしいマネージャーになれるとは限らない。

1.フィードバックを求めない、あるいは間違った理由でフィードバックを求める

 フィードバックを求められ、それがその後すべて無視されるという経験を誰もがしたことがあるはずだ。これは、正式なプログラムでさえ起こることがある。一部のマネージャーは、自分をフィードバックを歓迎する人物だと見せたいがために、フィードバックを歓迎すると言うのを好む。しかし実際には、彼らはそれを決して利用しようとしない。

 こうなってはならない。フィードバックの一部を実際に利用する用意がない限り、フィードバックを求めるべきではない。受け取ったフィードバックが価値のないものばかりで、とても利用できないのであればまた別だが、少なくとも善意を持って対応すべきだ。見下されていると感じさせるほど、部下の士気に悪影響を与えることはない。

2.弱みを見せない

 ひょっとするとあなたは、全知全能の人なのかもしれない。もしそれが本当なら、科学的に分析してもらうために、自分を標本として捧げるべきだろう。

 あるいは、あなたは完璧ではないが、直属の部下たちからの敬意を得るために、完璧だというイメージを投影すべきだと感じているのかもしれない。そうだとしたら、それは馬鹿げている。その理由は次の通りだ。あなたの部下は、あなたがいつでもあらゆる答えを持っているような、超常的な存在ではないことを知っている。にも関わらず、完璧な存在であると装うことは、自分が何でも知っていると信じ込んでいる人間だという風に見せてしまうということだ。つまり、ペテン師か恐ろしく不安定な人物であるように見える。

 また、何でも知っているように振る舞うと、部下も不安に感じてしまう。あなたが知らないことがあると認めないでいると、部下はあなたが多くの場合、基本的に先が見えないまま指示をしていると考えてしまう。

 忘れないでほしい。専門性があるからこそ、スタッフを雇っているのだ。それを活用すべきだ。

3.会えない

 私は、どんな時でも自分の部屋のドアを開けていいという方針を掲げる上司を持ったことがある。問題は、ドアを開けても、決してその上司がオフィスにいることはなかったということだ。これは、いつでも車を使っていいとキーを渡しながら、その車を隠してしまうようなものだ。

 管理職になると、上司と調整しなくてはならないことが増えるのは確かだ。しかし、それで自分のチームと話ができなくなるようなことは、決して起こしてはならない。あなたの上司が、あなたの勤務時間すべてを必要とするようなことはないはずだ。

 慢性的に会えない状態が続くと、チームはあなたがチームのことを気に掛けていないと解釈してしまう。あなたが気に掛けていないのに、どうしてチームがあなたのことを気に掛けたりするだろうか。

 日常的な仕事にかまけて、これらのリーダーがやってはならない間違いを犯していることに気付いていないマネージャーがいる。あなたはそうならないようにすべきだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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