Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同でPCとモバイルの検索について比較調査を行った。本調査ではボーダーズが提供するセルフ型アンケートリサーチシステム「アンとケイト」を使用した。
前回の「PCの検索とモバイルの検索の比較調査」では、PCとモバイルの検索をそれぞれ積極的に利用するか、また、それぞれをどういったシチュエーションで利用するかについて調査を行った。その結果、PCの検索に比べモバイルの検索はあまり積極的に利用されていないという点や、それぞれの利用シチュエーションの違いがわかった。
今回のPCとモバイルの検索に関する比較調査では、PCとモバイルの検索についてそれぞれの不満点を中心に調査した。
【調査結果サマリー】
調査対象は、10代〜50代の男女431人。性別は男女共に50%。年代別は10代:28.0%、20代:28.0%、30代:20.0%、40代:15.0%、50代:9.0%となっている。
Q1-1では、PCとモバイルの検索、それぞれの満足度について尋ねた。PCの検索では、「非常に満足している」が24.6%、「満足している」が65.9%、「不満がある」が8.8%、「大変不満がある」が0.7%となっている。
モバイルの検索では、「非常に満足している」が10.2%、「満足している」が47.6%、「不満がある」が36.9%、「大変不満がある」が5.3%となっている。「非常に満足している」と「満足している」の回答を合計すると、PCの検索は90%近い満足度、モバイルの検索は60%の満足度を得ていることになる。インターネットアンケートであるという点を考慮する必要はあるが、モバイルに比べてPCでの検索についての満足度が高いという結果となった。
今回「ふつう」という項目をあえて入れなかったので、どちらでもない人が「満足している」に流れた可能性は高いが、半数以上の人がモバイルの検索にとりあえず満足を感じているという点は注目に値するだろう。
この結果を年代別に調べてみた。
Q1-2ではQ1-1の内容を年代別に調べた。若年層の方が比較的検索への満足度が高いという結果になった。
ちなみに、利用エンジンやキャリアごとの満足度にはそれ程差は見られなかった。この結果を踏まえた上で、PCとモバイルそれぞれ検索のどういった点に不満があるのか、Q2で調査した。
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