Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアと共同のもと、1度以上訪れたことのあるモバイルサイトへのアクセス方法に関する調査を行った。
≪調査結果サマリー≫
調査対象者は、15歳〜49歳のモバイルユーザー345人。男女比は均等割り付けを行い、キャリア比はDocomo:53.9%、EZweb:36.5%、Softbank:9.6%。
Q1.モバイルサイトへのアクセス方法
Q1では、1度以上利用したことのあるモバイルサイトに移動する方法を尋ねた。その結果、「ブックマーク/お気に入り」と回答したユーザーが最も多く83.8%、次いで「検索エンジン」の40.3%、そして「アクセス履歴」の37.7%が続く結果となった。また、「URLの直接入力」(36.2%)や「QRコード」(33.6%)などの回答についても同程度の回答があり、「ブックマーク/お気に入り」以外の利用率については横一線であることがわかった。
また、アクセス方法を男女別に分析すると、男性に比べ女性は「検索エンジン」の利用率が13ポイント高く、また「URLの直接入力」については9.5ポイント高いことがわかった。
キャリア別にアクセス方法をみると、「auユーザー」は「ブックマーク/お気に入り」の利用率が非常に高く、「URLの直接入力」や「QRコード」についても相対的に高い。その一方で、「検索エンジン」の利用については「ソフトバンクユーザー」よりも28.2ポイントも低いことが分かった。その「ソフトバンクユーザー」は、上記のとおり「検索エンジン」の利用率が高いものの、その他の方法については平均的な利用率となっている。「ドコモユーザー」については、「URLの直接入力」や「QRコード」の利用率が低く、比較的手間のかかる作業を避ける傾向にあるのかもしれない。また、「ドコモユーザー」は「検索エンジン」を利用するユーザーがソフトバンクの次に多い。
Q2.最も頻繁に利用するアクセス方法
Q2では、Q1で回答したモバイルサイトへのアクセス方法の中で最も頻繁に利用する方法を尋ねた。その結果、Q1同様「ブックマーク/お気に入り」と回答したユーザーが84.9%で最も多く、次いで「アクセス履歴」の6.7%、そして「検索エンジン」の4.1%が続く結果となった。
最も利用するアクセス方法を男女別にみると、全体的には男女間における差異はあまり見られないが、「URLの直接入力」や「QRコード」では女性の利用率が高く、男性は「どれにもあてはまらない」と回答したユーザーが多い傾向にあることがわかる。
また、キャリア別で分析すると、「ソフトバンクユーザー」は「ブックマーク/お気に入り」と「検索エンジン」、「ドコモユーザー」は「アクセス履歴」の利用率が高く、「auユーザー」については「検索エンジン」の利用率が非常に少ないことが分かった。auは自社以外の検索エンジン機能の導入に非常に積極的な態度をとっておりし、2006年7月にはau携帯電話のインターネットサービス「EZweb」において、日本で初めてGoogleの検索エンジンを採用している。ただし、Q1-3「キャリア別のアクセス方法」とQ2-3「男女別の最も利用するアクセス方法」からは、auユーザーの検索エンジン利用率が最も低いことがわかっている。
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