Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、10代男性のモバイル利用状況について調査を行った。
今回の調査対象は、13歳〜19歳の男性モバイルユーザー300人で、対象者は全て学生となる。 キャリア比はDoCoMo:42.7%、au:43.9%、SoftBank:13.3%となっている。
以前マーケティングガイドでは、『10代女性に関する調査(上)』について調査したが、今回はその結果を踏まえ、10代男性のモバイル利用に関して調査した。
Q1では、10代男性のモバイル利用を通話・メール・インターネット・携帯アプリケーションのそれぞれについて調べた。
まず、「通話をする時間帯」について尋ねたところ、多い回答として「就寝前」が16.7%と多く、次いで「お昼休みなどの休憩中」が15.3%、「帰宅途中」が11.7%と続く結果となった。
10代女性では「どれにも該当しない」と回答したユーザーが30.2%いたのと同様に、男性ユーザーでも「どれにも該当しない」が29.0%おり、「どれにも該当しない」の該当者には、上記選択肢以外でモバイルインターネットを利用していると考えられるが、時間帯を決めていなかったり、「通話」をほとんどしていないユーザーも少なからずいると考えられる。
メールをする時間帯については、「早朝」が28.7%と最も多く、次いで「就寝前」が18.7%、「通学・通勤途中」が13.0%と続く結果となった。「早朝」にメールを利用するユーザーが全体の約3分の1おり、早朝はユーザーにとってメールをするのに、欠くことのできない時間帯と言えるのではないだろうか。
モバイルのインターネット機能の利用については、「早朝」が18.7%と最も多く、次いで「就寝前」が17.7%、「お昼休みなどの休憩中」が15.0%と続いた。
最後に、携帯アプリケーションの利用時間帯を尋ねた。すると、「どれにも該当しない」が30.0%と最も多かった。「どれにも該当しない」の該当者には、通話と同様に、全く利用していないユーザー含まれると考えられる。
また、18.3%のユーザーが「お昼休みなどの休憩中」に携帯アプリケーションを利用しており、他の機能に比べ「早朝」や「就寝前」に利用するユーザーが少ないことから、携帯アプリケーション機能は学生におけるお昼休みのコミュニケーション手段として、メールや通話と同様、利用されている可能性があると考えられる。
10代男性と女性のケータイ利用状況を比較すると、女性ユーザーのモバイル利用の方が男性ユーザーのモバイル利用よりも、通話に関してはアクティブであることが伺える。
Q1で「どれにも該当しない」を各項目以外の時間帯に利用する、または全く利用しないユーザーと考えると、「通話」や「インターネット」「携帯アプリケーション」で「どれにも該当しない」と回答したユーザーが30%近くいる中、「メール」では9%足らずであったことから、「メール」が最も10代男性の間で浸透し、利用されていると考えられる。
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