Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、10代女性のモバイル利用状況について調査を行った。
今回の調査対象は、13歳〜19歳の女性モバイルユーザー330人。キャリア比はDoCoMo:42.7%、au:43.9%、SoftBank:13.3%となっている。
10代女性に関する調査(上)では、通話やメール、携帯の利用金額等についての調査を行ったが、今回は10代の女性が「キャリアの公式メニュー」と「検索エンジン」をどのように使い分けているかについて探ってみた。
Q1では、公式メニューと検索エンジンのそれぞれについて利用頻度を尋ねた。その結果、公式メニューに関しては、「よく使う」と回答したユーザーが16.1%、そして「たまに使う」が31%となった。一方、検索エンジンはというと「よく使う」が39.8%、「たまに使う」が公式メニューと同様に31.0%という結果となった。
つまり、両者を比較すると検索エンジンの方が「よく使う」ユーザーが23.7%も多く、また「よく使う」と「たまに使う」ユーザーを“利用するユーザー”と定義すると、両者の合計は公式メニューが47.1%であるのに対し、検索エンジンは70.8%と利用率が高いことがわかった。
この原因としては、公式メニューと検索エンジンにおける対象サイトの違いが考えられる。というのも、公式メニュー上には当然のように公式サイトが掲載されており、基本的には有料のサービスが主となっている。それに対し、検索エンジンは公式サイトだけでなく、いわゆる勝手サイトと呼ばれる課金制ではない無料のサイトにも対応しているという特徴がある。今回の調査対象者が10代ということもあり、“できるなら無料のサイトを利用したい!”というユーザーの想いが、このような調査結果に現れているのではないだろうか。
また、その他には「商品をダイレクトに検索したい」というユーザーや、「○○で検索」といったクロスメディア戦略を実践しているユーザーが多くいるということも考えられる。
Q2では、着メロ・着うたや待受画面など、様々な情報を公式メニューと検索エンジンのどちらで探すと思うかを尋ねた。その結果、「待受画面」、「画像や動画」、そして「天気やニュース」といった項目には公式メニューと検索エンジンで顕著な違いが出た。
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