文:CNET Japan ITランキング調査団
構成:プラスワンデジタル
2007/02/09 08:00
マイクロソフトの新しいOSである「Windows Vista」の一般向け製品がついに発売されました。2001年11月の「Windows XP」の発売から実に5年ぶりのバージョンアップとあって、ユーザーはもちろん、低迷が続くPC市場の起爆剤になると大きな期待を集めています。
そこで今回はWindows Vistaの購入意向について調べてみました。発売から1週間の間に購入したかどうかや、今後の購入意向の有無を尋ねたところ、次のような結果となりました。
●あなたはWindows Vista(搭載PCを含む)を購入しようと思いますか(択一回答)
| 1 | 新しいパソコンを買う必要が出てきたときに検討する | 34.3% |
| 2 | 当面は購入しない | 29.0% |
| 3 | まったく購入する気がない | 9.6% |
| 4 | 2007年中に搭載PCを購入するつもり | 7.8% |
| 5 | サービスパック(修正版)が提供されたら検討する | 6.6% |
| 6 | 周りの人が使い始めたら検討する | 4.5% |
| 7 | 製品のことをまったく知らないので判断できない | 3.8% |
| 8 | 2007年中にOS製品のみ(パッケージ製品、DSP版)を購入するつもり | 1.6% |
| 9 | すでにOS製品を購入した(※) | 1.1% |
| 10 | すでに搭載PCを購入した | 0.7% |
| 10 | これからアップグレードキャンペーンに申し込むつもり | 0.7% |
NetMileリサーチに登録した全国の1000人の男女(各500人)に2月5日〜6日に調査。以下同 ※パッケージ製品(通常版、アップグレード版)、DSP版の回答率を合算
Windows Vistaの発売日だった1月30日は、秋葉原のPCショップや量販店を中心に深夜0時からの販売が実施され、大きな盛り上がりを見せました。買い控えによって年末商戦で不振を極めたPCの販売状況も、Vistaの発売後はわずかながら上向きに転じました。
しかし、アンケートの結果は「新しいパソコンを買う必要が出てきたときに検討する」(34.3%)という回答に代表されるように、Vistaの購入に消極的な人が多いものとなりました。2007年中に搭載PCを含めて、Vistaを購入する意向がない人は84%にもおよびます。
アップグレードキャンペーンへ申し込み済みという回答も含めて、発売後1週間の間に何らかの形でWindows Vistaを手にした人はわずか2.1%で、2007年中に購入するつもりという人も10.1%に止まりました。
その理由には、Vistaへの移行によるメリットが見えにくいことが一番に挙げられそうです。2007年中に購入する意向がない人にその理由を尋ねたところ、回答率の高かった上位10項目は次のとおりです。
●Windows Vistaを購入しないのはなぜですか(複数回答)
| 1 | 使用中のPCのままでも特に不都合がないから | 53.5% |
| 2 | 安定して使えるかがわからないから | 36.0% |
| 3 | 価格が高いから | 25.6% |
| 4 | 特徴や機能をよく知らないから | 19.2% |
| 5 | 使用中のPCの性能では快適に使えなさそうだから | 17.7% |
| 6 | Windows XP Home Editionのサポート期間が延長されたから | 13.2% |
| 7 | 特徴や機能に魅力を感じないから | 10.5% |
| 8 | 持っているアプリケーションソフトが対応していないから | 9.4% |
| 9 | 持っている周辺機器が対応していないから | 8.3% |
| 10 | アップグレード作業やデータの移し替えが面倒だから | 8.2% |
半数以上の回答者が挙げたのは「使用中のPCのままでも特に不都合がないから」(53.5%)という理由でした。様々な改良が施され、新機能も数多く盛り込まれているVistaですが、多くのユーザーの目には魅力的には映っていないようです。「特徴や機能をよく知らないから」(19.2%)という回答率も高いところからも、Vistaの購入に消極的なユーザーの姿が伺えます。
「安定して使えるかわからないから」という理由を挙げた人も36.0%に上りました。いま使っているPCの環境を損ないたくないという気持ちに加え、Windows XPに対する安心感もあって、発売されたばかりのVistaには期待より不安が先に立つようです。
意外に低かったのは「Windows XP Home Editionのサポート期間が延長されたから」(13.2%)という回答です。マイクロソフトはVistaの発売直前に、2009年に打ち切る予定だったWindows XP Home Editionのサポートを2014年4月まで延長すると発表しました。Vistaの購入意向がない割にこの項目を挙げる人が少なかったのは、こうしたサポート・ライフサイクルを知らないユーザーが多いことにも一因がありそうです。
これらの結果を見ると、Vistaを購入するかどうかは「必要性」が大きな鍵を握っているといえます。その背景には、PCとの付き合い方の変化も影響しているようです。
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企業の場合「待て」の判断が妥当だ。 大手メーカーN社は販売店に対してVistaの非互換リスクが既存の情報システム全体に影響するので、商談注意を促している。導入の判断はシステム上で上XPとVista混在は避け、Vista全リプレースまで待つことである。 1.Windows Vistaの導入時における課題 新しいOSでは、まずお客様システムでの互換性評価が必要となりますが、特に以下3点について従来環境との非互換が発生する可能性があり、システムへの影響が考えられますのでご注意ください。 1)文字セット:新文字規格JIS2004に準拠 2)ブラウザ:Internet Explorer 7で機能強化 3)ネットワーク通信:IPv6をデフォルトで採用