Vista発売後初の週末にPC販売が前週比18%増--GfK調べ

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は2月7日、1月30日発売開始のWindows Vista搭載PCの、家電量販店における販売動向速報を発表した。

 発表によると、Vista発売開始後初の土日となった2月3〜4日、PCの販売は、前週の土日となる1月27〜28日と比較し、18%増であった。前年の同週末である、2006年2月4〜5日と比較しても、10%増となる。1月30日のVista発売日当日を含む、1月29日〜2月4日の発売週のPC売り上げは、42週間ぶりに前年を上回る結果となった。

 販売PCにおけるVistaの搭載率は53%で、うちノートブックが54%、デスクトップが50%。また、Vista搭載PCのうち、Vista Home Premiumが61%、Vista Home Basicが39%となっている。

 Vista搭載モデルの購入者の多くがVista Home Premiumを選択する結果となり、GfKでは、Windows Aeroや、メディアセンター、ムービーメーカーHD、DVDメーカーなどを含む各種AV機能が、ユーザーの関心を引きつけたと分析している。同社は、PCのモデル別ランキングも調査。詳細は以下の通り。

<ノートブック>
1位:NEC PC-LL550HG(Vista Home Premium搭載)
2位:NEC PC-LL750HG(Vista Home Premium搭載)
3位:東芝 PAAX940LS(Vista Home Premium搭載)
4位:富士通 FMVNF50U(Vista Home Premium搭載)
5位:ソニー VGN-N50HB(Vista Home Basic搭載)

<デスクトップ>
1位:NEC PC-VS300HG(Vista Home Premium搭載)
2位:富士通 FMVLX50UD(Vista Home Premium搭載)
3位:富士通 FMVLX70UD (Vista Home Premium搭載)
4位:ソニー VGC-LB51B (Windows XP Home搭載)
5位:NEC PC-VL300GD(Windows XP Home搭載)

 GfKでは、Vista搭載モデルが、早速週間売れ筋の上位にランクインしたものの、XP搭載モデルの在庫状況とユーザーのVistaへのニーズのバランスで、しばらくは、新OSと旧OSが混在するものと予測している。

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