社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は7月9日、家庭用ゲーム産業の年次報告書「2007CESAゲーム白書(2007CESA Games White Paper)」を発刊した。A4判、本文237ページで、価格は6300円。全国の政府刊行物取扱書店、主要書店などで販売する。
同白書によれば、2006年に発売された作品のうち、100万本以上の出荷があったタイトルは全8タイトルだった。このうち最も多く出荷されたのは「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」(NDS)で、2006年末までに517万本(国内歴代第3位)を出荷した。
また、2005年末に発売された「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」(NDS)が累計415万本のロングセラーとなり、国内の歴代第7位となった。
ハードウェア累計出荷は、モニター接続型ゲーム機では「プレイステーション2」が2006年末までに1億1536万台の出荷となり、「プレイステーション」を抜きトップとなった。
同白書は、「メーカー出荷量データ」など一部データを「東京ゲームショウ2006来場者調査」「2007CESA一般生活者調査報告書〜日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査〜」より抜粋し掲載している。また、海外の動きの紹介として、韓国、台湾、カナダのデータを、関係機関の協力のもとに転載している。
業界に詳しくない人にも入門書として活用できるよう、初心者に対する解説資料の拡充を図ったほか、国内における人材育成の動きについて全体がわかるような構成を施したとしている。
また、「株式会社ハドソン・高橋名人の名人職就任について」など、業界関係者5テーマの寄稿を掲載。特別寄稿として、CESA前会長である辻本憲三氏の寄稿を収録している。
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