Adobe Systemsは米国時間3月4日夜、「Android」搭載携帯電話向け「Photoshop.com Mobile」アプリケーションの新版をリリースした。
新版では編集オプションが増強されている。写真のカラーをより鮮やかにする「Vibrant」や、ポップアートスタイルを表現する「Pop」が追加された。さらに、Adobeによると、「Soft Black and White」「Warm Vintage」「Vignette Blur」「White Glow」「Rainbow」などの新機能も提供されているという。
しかし、おそらくもっと重要なのは、Photoshop.com Mobileを携帯電話上のほかのプログラムへ組み込めるようになった、ということだ。「サードパーティー製アプリケーションの開発者は、『Photoshop.com Mobile for Android 1.1』エディタへアクセスし、それを簡単に自分のアプリケーションに統合できるようになった」とAdobeは述べた。
Appleが「iPhone」や間もなく発売される「iPad」にAdobeの「Flash Player」を搭載しようとしないことをめぐって、両社が公然と言い争いをしていたことを考えると、これは注目すべき動きである。
「iPhoneと違って、Androidプラットフォームでは、われわれはPhotoshop.comエディタを開発者に幅広く公開することが可能だ。こうすることで、開発者は自分が開発中のあらゆるアプリケーション内でPhotoshop.comを提供することができる。そして、オンラインオークションや不動産、ソーシャルメディアアプリケーションからPhotoshopの機能に簡単にアクセスすることが可能になり、ユーザーは公開前に写真を素早く修正したり、最高の状態に仕上げたりできるようになる」とAdobeのDigital Imaging and Rich Media SolutionsグループのゼネラルマネージャーであるDoug Mack氏は声明の中で述べた。
Adobeのサイトで、モバイルAndroid開発者向けのより詳細な情報が公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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