20. SEDフラットパネルTVテクノロジ(2004年〜2007年)
表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)は、インクのような黒と驚異的なカラーを表現でき、プラズマやLCDを超えるものになるはずだった(われわれは2006年に試作品を見て感銘を受けた)。キヤノンと東芝は2004年、共同開発を行うために合弁会社を設立した。そしてSEDセットは、非常に高価ではあるものの、2007年に発売されることになった。しかし、その後キヤノンは特許をめぐる争いに突入し、最終的には景気が悪化した2008年にSEDを見送ることに決めた。SEDはまだ死んではいないかもしれないが、今は休止状態にあることは確かだ。
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