ASUSは11月6日、最薄部18mm(最厚部25mm)で重さ約1kgの「Eee PC S101」を発表した。11月22日より販売を開始する。
Eee PC S101は、台湾や香港などでは699ドルで発売されているもの。国内では円高還元として、実売予想価格6万9800円前後で販売する。本体は高級感のあるギフトボックス入りで、専用のキャリングケース、アダプタ&電源コード用ポーチが付く。
カラーはブラウン、シャンパン、グラファイトの3色だ。メタリックボディで、ヒンジの部分に「スワロフスキー製クリスタルガラス」を装飾するなど、細部にもこだわった。
ASUSの日本担当Eee PCアカウント・マネージャのリンダ・シェー氏は、「今まで以上に持ち歩いて人に見せたくなるPC。安っぽい製品ではなく、日本の女性にも使ってもらえるすばらしい製品に仕上がっている」と自信を見せた。
ASUS CEOのジェリー・シェン氏は、Netbookの先駆けとなったことに非常に満足していると挨拶。また、ユーザーアンケートでも7割が満足しているとした。
Eee PC S101は、3代目のEee PCと同社は位置づける。「1代目(07年10月のEee PC 701)は簡単、2代目(08年5月のEee PC 900と08年7月のEee PC 901/1000)は改善、今回の3代目は軽くて薄くてスタイリッシュで速い。PCのいいところを取り込んだものをと考えた」と語った。
全世界におけるEee PCの総販売台数は400万台を達成し、2008年度は全世界で500万台、日本市場では60万台を見込む。
OSはWindows XP。10.2型ワイド液晶、インテル Atomプロセッサ N270を採用し、1Gバイトメモリ、SSDドライブは16Gバイトを搭載している。なお、無料のウェブストレージを60Gバイトまで3年間使える。動作音は耳を近づけないと聞こえない25デシベルで、優れた放熱効果により高負荷時もパームレストの発熱を最大限に抑えられるとしている。
ASUSが独自に開発した省電力機能「Super Hybrid Engine」を搭載しており、連続駆動時間は、薄型のリチウムポリマーバッテリーで約4.6時間という。
無線LANはIEEE 802.11b/g/n(Draft 2.0)にも対応。Bluetoothも搭載されている。Microsoft Officeと互換性があるStarSuite 8と、Windows Liveがプリインストールされている。
OSを高速に起動できるテクノロジ「XpressPath」を採用したことにより、SSDの読み取り性能が約2倍以上向上。起動、終了、プログラムの実行を高速化し、Boot BoosterがONの状態ならば電源ボタンを入れてからWindowsの「ようこそ」画面までが17.8秒としている。
なお、11月7日〜8日の2日間、Eee PC S101を体験できるイベント「Eee PC Anniversary & Eee PC S101 Launch Event」を開催する。JR新宿駅構内のアルプス広場にて、クイズとアンケートに記入すると、抽選で発売前のEee PC S101をプレゼントするいう。時間は11時〜20時まで。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力