キヤノンは8月26日、1510万画素CMOSセンサー(APS-Cサイズ)と映像エンジン「DIGIC 4」を搭載したミドルクラス向けデジタルカメラ「EOS 50D」を発表した。9月下旬より発売する。
2007年8月にリリースしたEOS 40Dに続くミドルクラスのデジタル一眼レフカメラで、より高い解像度を持ち、低ノイズ化を図ることで高感度撮影も可能にしている。常用設定できるISO感度は100〜3200で、さらに拡張設定によりISO6400、12800での撮影が可能になる。
高解像度化を図りながらも、処理スピードを30%アップしたDIGIC 4により、15.1Mと約6.3コマ/秒の連写させ、約90枚の連続撮影が可能(UDMA対応CFカード使用時)。従来モデルのEOS 40Dは最高約6.5コマ/秒、約75枚の連続連写だった。
日中撮影でも見やすい、3層の反射防止コートを採用し、約92万ドットVGAの3.0型大型クリアビュー液晶を搭載。フェイスキャッチテクノロジーの導入により、顔を検知するAF機能を強化したライブビュー撮影機能により、使い勝手を向上させた。
新たに「クイック設定画面」を搭載し、一つの画面上でシャッター速度、絞り数値、ISO感度など撮影時に設定する主要機能の各種設定が行える。
価格はオープンで、市場想定価格はEOS 50D・ボディが15万円前後、EOS 50D・EF-S17-85 IS U レンズキットが20万円前後、EOS 50D・EF-S18-200 IS レンズキットが22万円前後となっている。
このほかに、EOS DIGITAL用の交換レンズ「EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS」を9月下旬に発売する。価格は8万9000円。広角から望遠までをカバーする約11倍のズーム(35mm換算で29-320mm相当)を備えた。
ズームレンズEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISを装着したままEOS 50Dを収納できるレザーケース「EOSレザーケース ELC-10L」も9月下旬より発売する。価格は9500円。
発表会場には、EOS 40Dに続いてCMなどを務めるコミュニケーションパートナーの渡辺謙氏が登場した。フリーアナウンサー中井美穂さんの司会により、カメラマンの立木義浩氏との対談が行われた。
北海道で行われたCMロケで、カメラを構える渡辺氏と、それを撮影する立木氏はいつのまにか一騎討ちのようにお互いを撮影していたことなど撮影秘話を明かした。
移動時にはいつもカメラを持ち歩いているという渡辺氏は、「カメラの性能が上がって、思いがけない写真が撮れることがある。年末にアフリカへにいくのでいい撮影旅行になるんじゃないかな」と語った。
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