富士通は2月25日、映像コンテンツ録画や増設型外付けストレージ装置などの大容量データの記録に対応した2.5型HDDとして、最大容量500GBの「MHZ2 BT」シリーズを開発し、2008年5月末より販売を開始すると発表した。富士通によると、最大容量500GBは業界トップクラスという。
MHZ2 BTシリーズは、読み出しおよび書き込み時の消費電力において業界最高水準の1.8ワットという低消費電力を実現した。同社が2007年12月に発表した、グリーンITによりユーザーの環境負荷低減を支援する「Green Policy Innovation」を推進する製品となる。
また、高速転送を可能にするシリアルATA 3.0Gbit/sインターフェースにも対応した。
近年、デジタル放送やインターネットによる映像配信が世界規模で普及し、さらに映像コンテンツの高画質化によるデータ容量の増加など、大容量データの利用に対応したHDDへのニーズが高まっている。さらに、地球温暖化をはじめとした環境問題はグローバルな課題として注目を集めており、HDDにおいても消費電力の低減など、省エネルギーに対応することが求められている。
MHZ2 BTシリーズは、富士通はこれらのニーズに応え、大容量記録と低消費電力を実現したものとなる。
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