NTTドコモは7月12日、高齢者や障がい者に配慮したシンプルケータイ「らくらくホン」シリーズの新製品、らくらくホンIVを開発したと発表した。発売は8月を予定している。
らくらくホンIVでは、らくらくホンシリーズとしては初となるGPSを搭載しているのが特徴だ。行きたい場所を音声入力もしくはキーから打ち込んで指定すると、目的地までのルート案内をしてくれる地図ナビソフトも搭載している。月額料金などはかからない。
また従来から搭載している「ワンタッチブザー」と知りたい人の居場所を確認できる月額200円のオプション機能「イマドコサーチ」を組み合わせることで、ワンタッチブザーを鳴らしたときに、自動的にあらかじめ登録した相手に位置情報を通知することもできる。
NTTドコモ 執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏は、「これまでのGPSは便利だが難しいという感覚があったかもしれない。音声で初心者でも簡単に扱えるGPS機能を搭載することで、より“あんしん”感をサポートできる」と話した。
本体は、従来モデルから2mm薄くなり、液晶画面も2.4インチから2.6インチと大きくなった。さらに周囲の騒音レベルを感知して、音量を聞き取りやすく変化させる「スーパーはっきりボイス」や自分の声が小さい場合、音声レベルをアップしてくれる「はっきりマイク」など、聞きやすさや話しやすさにこだわった通話機能を持つ。
外部機器を接続すると、本体のキーを操作することなくメールの作成などが行えるグリッドマーク社の「モバイルGスキャナー」にも対応。専用の冊子に書かれた絵をタッチすると、電話の発信やメールの作成送信などができる。
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