プラズマパネルメーカーの富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)は、新パネル3種とHDタイプの42V型パネルの量産化を発表した。新パネルは1920×1080ドットのフルHDパネル、60V型、50V型の2種と、1280×1080ドットの50V型1機種の計3種が登場した。
同社では既に42V型のフルHDパネルの発表を昨年末に行っており、フルHDパネルは60V型、50V型、42V型の3モデルが登場したことになる。
フルHDモデルは、1000cd/m2超の世界最高輝度を確保したほか、コントラスト比10000対1(50V型)、5000対1(60V型)とハイスペックをマークした高画質タイプだ。業界最高レベルの0.16mmの高密度リブ、色再現性能など、独自のALISパネルならではの高精度なつくりとなっている。
一方、1280×1080ドットの50V型パネルは、水平方向を1280ドットへと高密度化し、HDモデルとしては世界最高画素数を確保している。高輝度1300cd/m2、コントラスト比10000対1となっている。
同社では、60V型フルHDパネルの量産を今年11月より、50V型を来年3月よりスタートする。また、50V型のHDパネルは今年10月より量産予定となっている。
また新パネル開発に続き、1280×1080ドットの42V型のプラズマパネルが中国のHD規格に適合し、こちらも今年9月より量産化する。
各種パネルを生産する宮崎工場では、今年10月より月産20万台のキャパシティを持つ「三番館」が稼動する。これにより2006年度での生産キャパシティは月産20万台、2007年度には30万台に達する見通しだ。
FHPのフルHDモデル。42V型、50V型、60V型と3モデルが出揃った |
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」