Apple ComputerはiPod miniの米国外での発売を、当初の予定していた4月から7月に延期した。米国での需要が予想を上回る勢いで、ハードディスクの供給に限りがあるためと説明している。
iPod miniは重さ約100gのポータブル音楽プレーヤーで、4GBの小型ハードディスクを内蔵。米国内では2月から、249ドルで販売されている。
iPod miniの発売以来、Appleには予想を上回る注文が寄せられており、注文数--Appleによると、先行予約分だけで10万台以上あったという--が4GBハードディスクのメーカー供給量を上回ってしまったと、Appleのハードウェア製品マーケティング担当バイスプレジデント、Greg Joswiakは説明している。
Appleは米国市場での需要への対応に専念せざるを得なくなり、海外市場に進出するためには、ハードディスクの供給量が増えるのを待たねばならなくなったと、Joswiakは述べている。
「iPod miniはヒットすると予想していたが、(需要は)予想を上回っていた。米国の需要に追いつくには、6月までの供給予定量が全て必要になる」
iPod miniに内蔵されている4GBハードディスクは、Appleが同製品を発表したのとほぼ同時期の今年1月に登場したもの。メーカー(日立と報じられている)は、現在生産量を上げているところで、ディスクの供給量には限りがあるとJoswiakは説明した。
「現在生産中の4GBの1インチディスクは、ほぼすべてiPod miniに回されている」(Joswiak)
メーカーのディスク生産量が増えれば、AppleはiPod miniの販売を拡大できるだろう。Appleでは7月に米国外での発売開始を計画している。同社はまだ、どの国で発売するかについては明らかにしていない。
iPod miniは4GBの容量を持ち、最大1000曲を保存できると、Appleは以前説明していた。色はシルバー、ゴールド、ピンク、ブルー、グリーンの5色で、AppleのiTunesオンライン音楽販売サービスにも対応している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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