キヤノンは3月7日、ISO 800相当の高感度撮影モデルを含むデジタルカメラの新製品7機種を、3月16日より順次発売すると発表した。
今回発表されたデジタルカメラの新ラインアップは「IXY DIGITAL 800 IS、80、70」「PowerShot A700、A540、A530、A430」の計7機種。すべてに高性能映像エンジン「DIGIC II」を搭載したほか、A430以外の機種ではISO 800相当の高感度撮影が可能だ。また、アスペクト比16:9の画像を撮影および再生できるワイドモードを追加し、印刷専用メニュー画面の新設、カメラ内で簡単に色変換や強調ができる「マイカラー」の拡充など、機能面も大幅に向上している。
IXY DIGITAL 800 ISには、シリーズ初となるレンズシフト式の手ブレ補正機構(IS)を採用した600万画素モデル。光学4倍ズームとIS、ISO 800相当まで自動的に感度アップをする「高感度オート」により、コンパクトながら手ブレや被写体ブレが発生しやすいシーンでも高品位な画像撮影が可能だ。
IXY DIGITAL 80は、キヤノンのデジタルカメラでは初となる3.0型液晶モニターを搭載した600万画素モデル。撮影直後に画像全体と、ピントが合った部分の画像の2つを並べて表示する「フォーカスチェッカー」を搭載するなど、大画面の魅力を余すところなく発揮している。操作部にはタッチホイールを採用し、各種項目の設定やスクロール再生などのすばやい操作が可能だ。
シリーズの中核モデルとなるIXY DIGITAL 70は、光学3倍ズームや2.5型液晶を搭載した600万画素モデル。手ブレや被写体ブレに強い「高感度オート」、撮影後の画像に対して色変換や強調ができる「レタッチマイカラー」なども備えている。
PowerShot A700は、マニュアル設定を含む合計20通りの撮影モード、光学6倍ズームなどを備えた多機能モデル。有効画素数は600万画素で、2.5型液晶や「高感度オート」機能を採用している。
PowerShot A540/A530は、2005年3月に発売された「A520/A510」の後継となるスタンダードモデル。有効画素数は600万画素/500万画素で、液晶サイズは2.5型/1.8型となっている。オートからマニュアル設定までを含む多彩な撮影モード、光学4倍ズームの搭載などが特徴だ。
PowerShot A430は、光学4倍ズームや1.8型液晶を搭載したコストパフォーマンスの高い400万画素モデル。最短1cmの近接撮影が可能な「スーパーマクロ撮影」、8種類のスペシャルシーンモードなどにより、初心者でも扱いやすい製品に仕上がっている。
価格はいずれもオープン価格。発売日はIXY DIGITAL 70とPowerShot A540、A530、A430が3月16日、IXY DIGITAL 800 IS、80およびPowerShot A700に関しては4月中旬を予定している。
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