キヤノンは1月6日、大分キヤノンの安岐事業所内(大分県安岐町)に一眼レフカメラ用交換レンズの製造工場を新設すると発表した。2006年3月に着工し、2007年5月の生産開始を目指す。当初の投資額は約140億円と見込む。
現在、キヤノンは一眼レフカメラ用交換レンズの生産を、栃木県宇都宮地区で集中的に実施している。キヤノンでは「交換用レンズの需要が急速に拡大しており、今後のさらなる需要拡大に向けた生産規模の拡張が急務となっているうえ、需要に応じた柔軟な生産体制の構築や、一極集中によるリスクが回避の観点から、生産拠点の選定を進めてきた」と説明する。
安岐事業所ではデジタル一眼レフカメラを生産しており、新工場を建設することでカメラから交換用レンズまでの一貫生産体制を構築できる。また、既存部門とのインフラ共有も可能なうえ、部品の供給環境も揃っていることなどの理由から、「同地が最適と判断した」(同社)。
新工場の延床面積は約1万4600平方メートル。2007年末の時点で約600人の増員を予定している。
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