ボーダフォンも「おサイフケータイ」--Suicaやクレジットカード対応は未定 - (page 2)

坂本純子(編集部)、永井美智子(編集部)2005年09月20日 17時22分

 ボーダフォンはボーダフォンライブ! FeliCaのプロモーションに、ドコモの商標である「おサイフケータイ」の呼称およびロゴマークを使用することでドコモと合意したことも明らかにしている。

 これについて、「誰が勝つとかではなく、まずはドコモ、KDDI、ボーダフォンの3社みんなでモバイルFeliCaの世界を盛り上げていきたいという思いを持っている」(尾崎氏)とし、ボーダフォンとしてもプロモーション活動に「おサイフケータイ」を積極的に採用すると語った。なお、auはすでに「おサイフケータイ」という表現やロゴを使ったプロモーションを始めている。

 ボーダフォンライブ! FeliCaに対応する予定の企業は全日本空輸、日本航空ジャパン/株式会社日本航空インターナショナル、日本信販、UFJカード、ビットワレット、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど17社となっている。なお、JR東日本の「Suica」への対応については「話し合いを進め、サービスインする予定だが、具体的なスケジュールは答えられない」とし、クレジットカードへの対応については「カード会社や銀行との問題もある」と消極的な回答となった。

 なお、FeliCa対応以外の3機種は下記のとおり。

  • 702NKII(Nokia 6680):10月下旬発売
     Nokia製のビジネスユーザー向け端末「702NK」の後継モデル。背面にスライドカバーつきの130万画素のカメラを搭載し、前面にも30万画素のカメラを搭載してテレビ電話機能を利用しやすくした。マイクロソフトのWordのほかExcel、PowerPointのファイルが閲覧できる。
  • 703N:11月下旬発売
     NEC製。「ソフトUVコーティング」による革のような風合いが特徴。撮影した静止画像に音声を合成する「ピクチャボイス」機能や希望のシーンが撮影できた時点から約1分間さかのぼった動画を保存可能な「チャンスキャプチャ」機能を搭載する。
  • V604SH:11月中旬発売
     シャープ製。地上アナログチューナーや携帯電話の動きを関知する「モーションセンサー」、SD-Audio準拠のMP3を再生できる「ミュージックプレイヤー」を搭載。また、光学2倍ズームでオートフォーカス対応の3.2メガピクセルカメラを備えるなど、エンタテインメント機能に特化している。

左から702NKII、703SHf、703N、V604SH

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