米Microsoftは7日(米国時間)、同社のWindows Media Playerの新しいMacintoshバージョンをひっそりとリリースした。
同社は、9月にMac用のWindows Media Player 9を「近日公開」と発表していたが、ついに7日このソフトを同社サイトで公開した。新バージョンは、同社のメディアプレイヤーと競合する米AppleのiTunes for Windowsのリリースに続くもの。
新しいMacバージョンの外見にはbrushed steelを採り入れて、Mac OS Xのデザインとマッチさせている。さらに、Internet Explorer、Netscape、AppleのSafariなどのブラウザでインライン表示ができるようプラグインもサポートしている。
「この新バージョンでWindows Media 9コンテンツの世界がMacintoshユーザーにも開かれ、Webで最高の音楽と映像にアクセスする事ができるようになる」と、Microsoftのウェブサイトには説明が書かれている。
6月に、Appleが自社でSafari Browserを発表したため、MicrosoftはMac用のInternet Explorer(IE)について新バージョンの開発を中止すると発表した。MicrosoftがAppleと交わしたMac用ソフトウェア開発に関する5年契約はすでに期限が終了しているものの、Microsoftは引き続きIE以外のソフトを開発しており、現在でもOffice for the Macの新バージョン開発に取り組んでいる。
Microsoftの前バージョンのMedia Player 7.1は2002年1月に登場し、Mac OS Xと以前のシステム両方に対応していると同社は述べていた。Microsoftは、これからも古いMacのためにバージョン7.1の提供を続ける。
新しいプレイヤーは現在英語版が入手可能となっており、Microsoftの話では、11月第2週にはフランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語、スウェーデン語版を提供する予定だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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