Apple Computerは、カナダ政府が同国で販売された全てのiPodに課していた「iPod税」を返金すると発表した。
カナダでは、著作権侵害行為によって音楽業界が被った損害を補償するために、カセットテープやCDといった録音可能な全ての空のメディアに税金を課すのは違法であるとする下級審判決が下され、同国の最高裁も、この下級審判決に対する訴訟の審理を拒否した。しかし、同国では過去1年以上に渡って、iPod購入者からこの税金が徴収されてきた。
Appleは、カナダの顧客に対し、2003年に同国で導入されたその税金を近々返金すると発表した。
カナダ政府がiPod購入者に課した税額は、ストレージ容量が1Gバイト以下の場合は2ドル、10Gバイト以下の場合は15ドル、10Gバイトを超える場合は25ドルだった。したがって、iPod miniの購入者には15ドルの税金が課され、通常のiPodの場合は販売価格に25ドルが上乗せされた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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