イラン政府関係者が現地時間9月23日、サイバーセキュリティの改善を目的とした同国内のインターネット計画を発表し、すべての政府機関を「国家情報ネットワーク」に接続したことを明らかにした。次のステップとして一般市民もこのネットワークに接続されるだろうと同関係者は述べた。
これとは別に、Reutersの報道によると、イラン国営テレビは「数時間以内」にGoogleの検索エンジンと電子メールをブロックすると発表したという。ReutersはKhoramabadiという名乗る当局者の話として、「Googleと『Gmail』は、次の発表があるまで全国でフィルタされる」と述べたことを報じた。
前者の措置は、イランが「クリーンなインターネット」を構築する取り組みとして、5カ月以内に国家イントラネットを計画していることを報じた4月の報道と一致している。その記事は後で否定されたが、イランのインターネットをウェブから切り離すという憶測は続いていた。Reutersは、イランのメディアが国内システムの実装は2013年の3月までに完了すると述べたと伝えている。イランのシステムが稼働したあと、World Wide Webへのアクセスが遮断されるかどうかは明らかでない。
Iranian Students' News Agencyの記事によると、Googleの禁止は、同国のYouTubeサイトに投稿され、イスラム世界全体の怒りを買った反イスラムの映画に関連するものだという。しかし、この関連性はまだ確認されていないとReutersは伝えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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