円柱型のデジタルサイネージ「プラズマチューブアレイ」(PTA)が9月22日、東京メトロ銀座駅に登場した。
PTAは、富士通フロンテックと篠田プラズマが共同開発したもので、自在に折り曲げられるディスプレイとして建物の円柱に設置できるのが特長だ。アサヒ飲料が展開する缶コーヒー「WONDA」のキャンペーンとして、9月22日から26日まで設置される。
PTAは、直径1mmのガラスチューブと樹脂フィルムで構成されたフィルム型デバイス。富士通フロンテックでは、「自発光式としては、世界で初めて建物の円柱に取り付けられるフルカラーの曲面ビジョン」としている。
今回のキャンペーンでは、PTAモジュール2枚で構成された縦2m横1mの変型約88型ディスプレイを採用している。ディスプレイには、商品のCMやオリジナル動画を放映する。アサヒ飲料では、今回の広告展開により「ワンダ モーニングショットの話題喚起を図りたい」としている。
PTAは2010年度下期に製品化を予定している。価格は未定。展示ホールやイベント会場での設置を見込んでおり「曲面を生かした面白みのある広告訴求をしたい」(富士通フロンテック)と話す。
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