このニュースは、世界最大の極秘情報というわけではなかったが、それでもやはり刺激的だ。Verizon Wirelessは米国時間8月10日、ついに「Motorola Droid 2」を発表した。
Droid 2は8月11日からVerizonのウェブサイトで予約受付が開始され、8月12日に店頭発売される予定だ。2年間の契約が条件で、100ドルのメールインリベートを引いた価格は199.99ドルとなっている。予想されたように、このスマートフォンには、なにより「Adobe Flash Player 10.1」をサポートする「Android 2.2」(開発コード名「Froyo」)が搭載される予定だ。Droid 2はまた、最大5台の機器に対応するモバイルホットスポットとしても使用できるが、これにはVerizonが提供する月額20ドルの「3G Mobile HotSpot」サービスに登録する必要がある。
Droid 2のデザインに関しては、本体サイズが高さ4.58インチ(約11.6cm)、幅2.38インチ(約6cm)、厚さ0.54インチ(約1.4cm)で、3.7インチのWVGA(480×854ピクセル)容量式タッチスクリーンを備えている。初代「Motorola Droid」に対する不満の1つにフラットキーボードがあったため、Motorolaは今回これを改善し、各キーに高さをつけた。物理的キーボードとバーチャルキーボードに加えて、このスマートフォンには「Swype」がプリロードされている。その他の改良点としては、高速化された1GHzのTexas Instruments(TI)製プロセッサ「Open Multimedia Application Platform」(OMAP)や、容量が2倍になったRAM(512Mバイト)などがある。
Droid 2ではまた、5メガピクセルのカメラ、「Digital Living Network Alliance」(DLNA)のサポート、8Gバイトのオンボードメモリなども特徴となっている。Android 2.2の新機能により、アプリケーションをメインメモリとSDカードの両方に保存できるほか、8GバイトのmicroSDカードも付属する予定だ。「Android Market」では現在、7万件を超えるアプリが提供されているが、このスマートフォンには「NFL Mobile」や「Blockbuster OnDemand」など、付加的アプリがいくつかプリロードされている。
予想していなかった中で間違いなく興奮させられる(筆者だけかもしれない)点がある。Verizonは2010年9月、Droid 2の限定版「R2-D2」バージョンを提供する予定だ。このバージョンは、「Star Wars」の独占的コンテンツと、R2-D2のように見えるデザインのハードウェアで構成され、オンライン限定で提供される予定となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」