自転車の世界はとても奥が深い。フレームは体格に合わせて特注し、好みのサドル、ギア、ブレーキ、ホイール、タイヤなどを選んで組み立てていく。さらに最近は、パフォーマンス計測やトレーニングに活用するサイクルコンピュータ、ルート記録やナビに必要なGPSなどのスマートデバイスも装着する。ただ、複数のガジェットを後付けするとハンドル周りがゴチャゴチャし、美しくなくなってしまう。
そこで、高い性能の自転車に最初からスマート機能を組み込むことで美しさが損なわれていない「SpeedX Leopard」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
SpeedX Leopardは、1.2kgの軽量カーボンフレームをベースとするエアロロードバイクに、サイクルコンピュータ、GPS、ライトを一体化したスマートデバイス「SpeedX Smart Control」をハンドル部に組み込んだ構成。ブレーキワイヤーもフレーム内を通すなどし、スッキリしたデザインになった。
SpeedX Smart Controlは、走行距離や速度、高度、ラップタイムなどの情報をリアルタイムに表示する。ANT+無線通信プロトコル対応ウェアラブルデバイスを使うと、心拍数も確認可能。さらにトレーニング機能「XCoach」を搭載しており、目的に合わせた練習に利用できる。
自転車本体も本格的な仕様で、フレームとフロントフォークがいずれも「X-Carbon T1000」というカーボン製。これに「Shimano 105」「TRP TTV」といった部品を組み合わせ、総重量を8.4kgに抑える。量産時の価格は1699ドルの予定。
より軽量なモデルを希望する人向けに、ハンドルバーとエアロホイールをカーボン製にするなどした上位モデル「Leopard Pro」も用意する。総重量は7.9kg。量産時の価格は2699ドルの予定。
さらにSpeedX Leopardの開発チームは、購入者が写真を撮影して送信するとそれに合わせたサイズのフレームなどを自動的に選んでくれるシステム「Smart Bike Fitting System」も運営する。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月22日まで。記事執筆時点(日本時間3月25日13時)でキャンペーン期間は28日残っているが、すでに目標金額5万ドルの5倍を超える約28万ドルの資金を集めている。
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