Nikeは米国時間3月16日、ニューヨークで開催の同社年次イベント「Nike Innovation Summit」で、新たな「Nike+」アプリを披露した。
Nikeは、競合企業が次々に人気のフィットネスアプリを買収するのを眺めてきた。同社の競合でスポーツウェアブランドのUnder Armourは既に、MapMyFitnessの買収に続いて、人気の高いフードトラッキングアプリを手がけるMyFitnessPalを買収している。Nikeの次に人気のランニングシューズメーカーであるアシックスはRunkeeperを買収しており、AdidasもRuntasticを買収してデジタル分野に参入した。
既にNikeは、エアロビクスエクササイズ向けの「Nike+ Training Club」と「Nike+ Running」アプリを提供している。新しいアプリは既存のアプリと連携する予定だが、主な焦点はフィットネスではなく、ユーザーの個別のニーズと興味に合せてカスタマイズされた小売体験の提供に置かれる。
同アプリの狙いは、アスリートやフィットネス愛好家のための総合的なショップになることであり、最新の製品リリース情報やNikeの所属アスリートに関するニュースも合わせて提供する。
ニュースフィードでは、パーソナライズされた記事や、コーチやトレーナーによるトレーニングの助言が提供される。
同アプリでは、ユーザーがどのスポーツやアクティビティに関心があるかに基づいて、最新のフットウェアやアパレルも表示される。さらに、Nike+の専門家とアプリで直接会話したり、一部の店舗で1対1の面談を取り付けたりすることもできる。
新しいNike+アプリは6月にリリースされる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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